そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
今日は香織をはじめ、出張に出てる社員が多いのかオフィスはがらんと静かだった。
昨日の今日でハピーオフィスに行くかどうか悩んだけれど、オフィスでも集中して仕事ができそうだ。
今日は行くのを辞めることにする。
17時が近づき、私の仕事もようやく一段落する。それと同時に、今日は早めに帰って来るらしい東條さんのことが私の頭の中を占領し始めた。
とりあえず、昨日の封書のこともあるから私も明るいうちに帰ろう。
机上を片づけ、コートを羽織るとオフィスにいる社員達に挨拶をしてビルを出た。
地下鉄に向かう途中、コートのポケットに入れていたスマホが震えているのに気付く。
見ると、東條さんからの電話だ。
体中が沸き立つような痺れを感じながら、すぐに耳に当てた。
「はい、岩倉です」
『昨日、翼から聞いたよ。あれから大丈夫か?』
聞きたかった低音ボイスが耳に響いている。
その声を聞くだけで、私のこれまでの不安な気持ちが消えて行くようだった。
「大丈夫です。これから帰るところです」
『そうか。俺も帰るから駅前で待っとけ。車で迎えに行く』
本当に?
こんなに優しくされたら、私どうしていいかわからなくなる。
もう自分の気持ちに嘘をつくこともできないかもしれない。
「ありがとうございます。嬉しいです」
素直に嬉しいという言葉が出てしまい、顔が熱い。
電話の向こうの東條さんが少し言葉に詰まったような気がした。
『・・・・・・うん。15分くらいで着くから』
そして電話は静かに切れた。
昨日の今日でハピーオフィスに行くかどうか悩んだけれど、オフィスでも集中して仕事ができそうだ。
今日は行くのを辞めることにする。
17時が近づき、私の仕事もようやく一段落する。それと同時に、今日は早めに帰って来るらしい東條さんのことが私の頭の中を占領し始めた。
とりあえず、昨日の封書のこともあるから私も明るいうちに帰ろう。
机上を片づけ、コートを羽織るとオフィスにいる社員達に挨拶をしてビルを出た。
地下鉄に向かう途中、コートのポケットに入れていたスマホが震えているのに気付く。
見ると、東條さんからの電話だ。
体中が沸き立つような痺れを感じながら、すぐに耳に当てた。
「はい、岩倉です」
『昨日、翼から聞いたよ。あれから大丈夫か?』
聞きたかった低音ボイスが耳に響いている。
その声を聞くだけで、私のこれまでの不安な気持ちが消えて行くようだった。
「大丈夫です。これから帰るところです」
『そうか。俺も帰るから駅前で待っとけ。車で迎えに行く』
本当に?
こんなに優しくされたら、私どうしていいかわからなくなる。
もう自分の気持ちに嘘をつくこともできないかもしれない。
「ありがとうございます。嬉しいです」
素直に嬉しいという言葉が出てしまい、顔が熱い。
電話の向こうの東條さんが少し言葉に詰まったような気がした。
『・・・・・・うん。15分くらいで着くから』
そして電話は静かに切れた。