そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
東條さんは大きく息を吐くと、私に視線を向け頷き再び山村さんに向き直る。
「これ以上、岩倉さんに近づくな。それが約束できないなら俺もしかるべき措置を取らせてもらう」
彼女はうつむいたまま手をぎゅっと握り締め「はい、約束します」と声を震わせて言った。
「そして、俺は信頼していた秘書に裏切られたんだ。このまま山村を社に置いておくわけにはいかない。俺の言ってること、賢い君ならわかるはずだ」
山村さんはくっと上唇を強く噛みしめると、両手で顔を塞ぎその場に「わぁー」っと叫び泣き崩れた。
そして再び顔を上げ、私を涙でいっぱいの目でにらみつけた。
「あなたさえいなければ・・・・・・うまくやっていけたのに!GMはあなたのせいで変わってしまったのよ!それに、柳本さんまで!」
ヒステリックな甲高い声がリビングに響き渡った。
「やめろ!」
東條さんは、叫び続ける山村さんの肩をぎゅっと掴みそれ以上言うことを制した。
私はその光景に思わず自分の耳を両手で塞ぎ、ソファーの影にうずくまる。
私のせい?
私が皆を不幸にしてるっていうの?
山村さん、東條さん、そして柳本さんまで?
頭が混乱している。
悲しいとのも恐いのとも違う涙が私の目から溢れて止まらない。
東條さんが玄関の方に山村さんを連れて行ったようだ。
二人の足音が遠ざかり、玄関の扉が静かに閉まる音がした。
「これ以上、岩倉さんに近づくな。それが約束できないなら俺もしかるべき措置を取らせてもらう」
彼女はうつむいたまま手をぎゅっと握り締め「はい、約束します」と声を震わせて言った。
「そして、俺は信頼していた秘書に裏切られたんだ。このまま山村を社に置いておくわけにはいかない。俺の言ってること、賢い君ならわかるはずだ」
山村さんはくっと上唇を強く噛みしめると、両手で顔を塞ぎその場に「わぁー」っと叫び泣き崩れた。
そして再び顔を上げ、私を涙でいっぱいの目でにらみつけた。
「あなたさえいなければ・・・・・・うまくやっていけたのに!GMはあなたのせいで変わってしまったのよ!それに、柳本さんまで!」
ヒステリックな甲高い声がリビングに響き渡った。
「やめろ!」
東條さんは、叫び続ける山村さんの肩をぎゅっと掴みそれ以上言うことを制した。
私はその光景に思わず自分の耳を両手で塞ぎ、ソファーの影にうずくまる。
私のせい?
私が皆を不幸にしてるっていうの?
山村さん、東條さん、そして柳本さんまで?
頭が混乱している。
悲しいとのも恐いのとも違う涙が私の目から溢れて止まらない。
東條さんが玄関の方に山村さんを連れて行ったようだ。
二人の足音が遠ざかり、玄関の扉が静かに閉まる音がした。