そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
3.二人のイケメン
3.二人のイケメン
『ごめん!寝坊したー。用意でき次第そちらに向かうから先話進めてて-』
ハピーオフィスとの相談の日の朝、電車から降りると同時に香織からの電話。
寝坊なんて珍しい。
昨晩彼氏とデートなんだって浮かれてたもんね。
きっとそのせいね。年齢よりも少し大人びた色気のある香織はいつだって彼氏がとぎれたことはない。
こないだ別れたって言ってたのに、その次に話した時は新しい彼氏ができてる。
全く羨ましい話。
私なんか大学二年の夏、バイト先の先輩に告白され、なんだかよくわからないまま一度だけデートしたけど結局先輩のことが好きになれずそれっきり。
男の人とちゃんとしたお付き合いすらしたこともないのに。
ハピーオフィスに向かうビルのガラス窓に映る色気のない格好の自分を横目で見ながら、これじゃ無理だよねなんてため息が出た。
だけど、今は彼氏とか全く興味がないのも事実。
仕事がおもしろくてしょうがないから。
自分の企画したことが次から次へと採用され実現していくことは何よりも充実感がある。
好きな人がいなくたって、彼氏がいなくたって・・・・・・。
だけどそこまで言い切れるほど、私はまだ男の人というものを知らない。
いつものように1階のエントランスカフェでコーヒーを飲みながら談笑する人達の横をすり抜け、二階に上がっていく。
『ごめん!寝坊したー。用意でき次第そちらに向かうから先話進めてて-』
ハピーオフィスとの相談の日の朝、電車から降りると同時に香織からの電話。
寝坊なんて珍しい。
昨晩彼氏とデートなんだって浮かれてたもんね。
きっとそのせいね。年齢よりも少し大人びた色気のある香織はいつだって彼氏がとぎれたことはない。
こないだ別れたって言ってたのに、その次に話した時は新しい彼氏ができてる。
全く羨ましい話。
私なんか大学二年の夏、バイト先の先輩に告白され、なんだかよくわからないまま一度だけデートしたけど結局先輩のことが好きになれずそれっきり。
男の人とちゃんとしたお付き合いすらしたこともないのに。
ハピーオフィスに向かうビルのガラス窓に映る色気のない格好の自分を横目で見ながら、これじゃ無理だよねなんてため息が出た。
だけど、今は彼氏とか全く興味がないのも事実。
仕事がおもしろくてしょうがないから。
自分の企画したことが次から次へと採用され実現していくことは何よりも充実感がある。
好きな人がいなくたって、彼氏がいなくたって・・・・・・。
だけどそこまで言い切れるほど、私はまだ男の人というものを知らない。
いつものように1階のエントランスカフェでコーヒーを飲みながら談笑する人達の横をすり抜け、二階に上がっていく。