そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「ここにいる間は心も体も解放しろ」
そう言った彼は言い返そうとした私の唇を柔らかく塞いだ。
彼にキスされながら、潮風と波の泡立つ音に包まれ今まで味わったことのない心地のいい気持ちになる。
この場所なら、東條さんの言葉を全て素直に受け入れられるのかもしれない。
彼が選んだ場所、きっと意味があるんだ。
彼の唇がようやく離れると、「教えて下さい。全部」と言って微笑む。
東條さんは私を見て頷くと、私の手を強く握り締めまた歩き始めた。
ゴールドコーストの毎日は、初めて見たり聞いたりすることばかりで自分がどれほど今までちっぽけな世界に生きていたかってことを思い知らされる。
連れていってもらったワイナリーの熟成ワインとオージービーフのシンプルなステーキは食べたことがないくらいおいしくて感動していたら、東條さんが笑いながら自分の分も分けてくれた。
抱っこしたコアラは思っていたよりも大きくて重たくて、その爪のするどさにかわいいよりも恐いと思ったこと。
ホテル前のビーチからクルージングして、イルカの群れに遭遇し一緒に泳いだり。
朝の明るい日差しの部屋で、彼に甘く求められることも初めての経験だった。
まるで東條さんと本当の恋人同士のようにずっと二人で過ごす時間はとても満ち足りていて、一日が過ぎていくたびにもう一日巻き戻したくなった。
でも、肝心の話はまだ彼の口からは聞けていない。
そう言った彼は言い返そうとした私の唇を柔らかく塞いだ。
彼にキスされながら、潮風と波の泡立つ音に包まれ今まで味わったことのない心地のいい気持ちになる。
この場所なら、東條さんの言葉を全て素直に受け入れられるのかもしれない。
彼が選んだ場所、きっと意味があるんだ。
彼の唇がようやく離れると、「教えて下さい。全部」と言って微笑む。
東條さんは私を見て頷くと、私の手を強く握り締めまた歩き始めた。
ゴールドコーストの毎日は、初めて見たり聞いたりすることばかりで自分がどれほど今までちっぽけな世界に生きていたかってことを思い知らされる。
連れていってもらったワイナリーの熟成ワインとオージービーフのシンプルなステーキは食べたことがないくらいおいしくて感動していたら、東條さんが笑いながら自分の分も分けてくれた。
抱っこしたコアラは思っていたよりも大きくて重たくて、その爪のするどさにかわいいよりも恐いと思ったこと。
ホテル前のビーチからクルージングして、イルカの群れに遭遇し一緒に泳いだり。
朝の明るい日差しの部屋で、彼に甘く求められることも初めての経験だった。
まるで東條さんと本当の恋人同士のようにずっと二人で過ごす時間はとても満ち足りていて、一日が過ぎていくたびにもう一日巻き戻したくなった。
でも、肝心の話はまだ彼の口からは聞けていない。