そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「明日の朝、一緒に空港に行くけど、俺は仕事でそのままアメリカに発つ」
「私は一人で日本に帰るんですか?」
「そうだ。直行便だし問題ないだろう」
「はい・・・・・・」
一人で日本に帰る不安もあるけれど、東條さんと一緒に帰れると思っていたから一気に気持ちが落ちていく。
「しばらく日本には戻らないから、それまでに荷物纏めて自分の家に戻れ」
「え?」
あまりに突然のことに言葉を失い彼の横顔を見上げた。
今日の東條さんはやけに突き放したことを言うような気がしていたけれど、私、何かしたの?
「それは、あの部屋から出ていくってこと、ですよね?」
「ああ、それ以外ないだろう」
「あの、どうして突然・・・・・・」
東條さんはようやく私に視線を向けた。でもまたすぐに前を向き言った。
「俺が友梨を家に連れてきたのは、例の山村のことがあったからだ。もう大丈夫だろう。俺も山村には十分釘を刺しておいたからもう危害が加えられることはない」
「はい、それはわかってます。でも、急にそんなこと言われたら私も心の準備が」
その時、背後でクラクションの音が響いた。
振り返ると、一台のワゴン車が停まり、中から運転手が東條さんに手を振っていた。
「Hello!」
東條さんはすぐに運転手に笑顔を向けると、流暢な英語で話し掛けながら車の方へ向かう。
私にも運転手に向けるような笑顔を向けてほしいのに。
どうして、こんなに冷たいの?
今の私は、東條さんの変わりように動揺して土ボタルどころの騒ぎではなかった。
「私は一人で日本に帰るんですか?」
「そうだ。直行便だし問題ないだろう」
「はい・・・・・・」
一人で日本に帰る不安もあるけれど、東條さんと一緒に帰れると思っていたから一気に気持ちが落ちていく。
「しばらく日本には戻らないから、それまでに荷物纏めて自分の家に戻れ」
「え?」
あまりに突然のことに言葉を失い彼の横顔を見上げた。
今日の東條さんはやけに突き放したことを言うような気がしていたけれど、私、何かしたの?
「それは、あの部屋から出ていくってこと、ですよね?」
「ああ、それ以外ないだろう」
「あの、どうして突然・・・・・・」
東條さんはようやく私に視線を向けた。でもまたすぐに前を向き言った。
「俺が友梨を家に連れてきたのは、例の山村のことがあったからだ。もう大丈夫だろう。俺も山村には十分釘を刺しておいたからもう危害が加えられることはない」
「はい、それはわかってます。でも、急にそんなこと言われたら私も心の準備が」
その時、背後でクラクションの音が響いた。
振り返ると、一台のワゴン車が停まり、中から運転手が東條さんに手を振っていた。
「Hello!」
東條さんはすぐに運転手に笑顔を向けると、流暢な英語で話し掛けながら車の方へ向かう。
私にも運転手に向けるような笑顔を向けてほしいのに。
どうして、こんなに冷たいの?
今の私は、東條さんの変わりように動揺して土ボタルどころの騒ぎではなかった。