そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
私の座っているソファーの前に誰かが立つ足が見えた。
「お待たせして申し訳ございません」
そう言った男性の顔を見上げる。
その人は明るめのグレースーツを着て穏やかに微笑み立っていた。
首からかけた名札には『スタッフグループリーダー 柳本 翼』と書かれてあった。
恐らくここのスタッフを束ねているのだろうか、彼もまたとても落ち着き品のある雰囲気をたたえた目元の涼しげなイケメン。年は私よりも少し上くらい?
この会社は美男美女でないと入れないのかしらと思うくらい皆揃いも揃ってきれいな人ばかりだわと思いながら自分のスーツの裾を引っ張り立ち上がると頭を深く下げて言った。
「ファルコン化粧品の岩倉友梨と申します。今日はよろしくお願い致します」
「スタッフグループリーダーの柳本 翼です」
柳本さんもGMと負けず劣らずの長身で自分の目元にかかった前髪を掻き上げると穏やかに微笑み頷く。
互いに名刺を交換を終えると、再びソファーに腰をかけ柳本さんも私の前に座った。
持って来たパソコンを開け、今回の発表会のコンセプトと内容を画面を見せながら説明していく。
柳本さんは口もとに手を当てたまま、時々頷きながら私の説明を真剣な表情で聞いていた。
全ての説明を聞き終えると彼は私に目を向けて言った。
「新商品のプロモーションですね。アロマの香りがついた天然化粧品とはなかなかおもしろい。その化粧品をバックアップできるような会場設営を一緒に考えましょう」
相変わらず穏やかに微笑む柳本さんに緊張が少しほぐれ、「お願いします」と彼の目を見て頷いた。
こういうスタッフさんに協力してもらえることは本当にありがたい。
たまに、大手と比べると知名度が低いうちの会社は鼻から相手にしてもらえないこともあるから。
「お待たせして申し訳ございません」
そう言った男性の顔を見上げる。
その人は明るめのグレースーツを着て穏やかに微笑み立っていた。
首からかけた名札には『スタッフグループリーダー 柳本 翼』と書かれてあった。
恐らくここのスタッフを束ねているのだろうか、彼もまたとても落ち着き品のある雰囲気をたたえた目元の涼しげなイケメン。年は私よりも少し上くらい?
この会社は美男美女でないと入れないのかしらと思うくらい皆揃いも揃ってきれいな人ばかりだわと思いながら自分のスーツの裾を引っ張り立ち上がると頭を深く下げて言った。
「ファルコン化粧品の岩倉友梨と申します。今日はよろしくお願い致します」
「スタッフグループリーダーの柳本 翼です」
柳本さんもGMと負けず劣らずの長身で自分の目元にかかった前髪を掻き上げると穏やかに微笑み頷く。
互いに名刺を交換を終えると、再びソファーに腰をかけ柳本さんも私の前に座った。
持って来たパソコンを開け、今回の発表会のコンセプトと内容を画面を見せながら説明していく。
柳本さんは口もとに手を当てたまま、時々頷きながら私の説明を真剣な表情で聞いていた。
全ての説明を聞き終えると彼は私に目を向けて言った。
「新商品のプロモーションですね。アロマの香りがついた天然化粧品とはなかなかおもしろい。その化粧品をバックアップできるような会場設営を一緒に考えましょう」
相変わらず穏やかに微笑む柳本さんに緊張が少しほぐれ、「お願いします」と彼の目を見て頷いた。
こういうスタッフさんに協力してもらえることは本当にありがたい。
たまに、大手と比べると知名度が低いうちの会社は鼻から相手にしてもらえないこともあるから。