そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
どうしてお店の火事のことまで知ってるの?
あの話はマスコミにも知れていない話だったはずだったのに。
スマホをバッグに直すと、力の入らない足を何とか動かしながら会社の方へ向かって歩き出す。
真知さんはきっと私を守るために必死に動いてくれようとしてる。
私が勝手に東條さんに助けを求めてかくまってもらっただけなのに。
勝手に好きになってしまっただけなのに。
全部私が悪いのに、このままだったら東條さんが全ての責任を負うことになってしまう。
ゴールドコーストで突然私を突き放したのは、ひょっとしてこのことがあったから?
・・・・・・まさか。
心拍数がものすごい速さで上がっていく。
私はどうすればいい?何ができるの?
大きく深呼吸しながら、会社のビルに入っていこうとしたら、ふいに背後から呼び止められた。
「岩倉友梨さんですか?」
声の方に顔を向けると、見たこともないスーツ姿の男性が二人立っていた。
そして、名刺を取り出し私の前に差し出す。
「東方新聞社編集部の者ですが、少しお話聞かせて頂けませんか?」
「え?」
編集部の人の目が鋭くぎらっと光ったように見えた。
何も知らない、東條さんとは座談会で面識があるだけ・・・・・・そう言えばいい。
だけど、そんなこと言えるわけがない。
だって、私の中にはまだこんなにも東條さんのことでいっぱいなんだもの。
東條さん一人だけに責任を押しつけるなんてことはできない。
くっと口を一文字にして、編集部の人の顔を見上げた。
「友梨、探したぞ。こんなところにいたのか」
口を開こうとした時、急に編集部と私の間を割って入り私の肩を抱いてきた男性がいた。
「え?」
私の肩を抱く男性の顔を見上げて、驚きのあまり全ての私の思考回路が停止する。
あの話はマスコミにも知れていない話だったはずだったのに。
スマホをバッグに直すと、力の入らない足を何とか動かしながら会社の方へ向かって歩き出す。
真知さんはきっと私を守るために必死に動いてくれようとしてる。
私が勝手に東條さんに助けを求めてかくまってもらっただけなのに。
勝手に好きになってしまっただけなのに。
全部私が悪いのに、このままだったら東條さんが全ての責任を負うことになってしまう。
ゴールドコーストで突然私を突き放したのは、ひょっとしてこのことがあったから?
・・・・・・まさか。
心拍数がものすごい速さで上がっていく。
私はどうすればいい?何ができるの?
大きく深呼吸しながら、会社のビルに入っていこうとしたら、ふいに背後から呼び止められた。
「岩倉友梨さんですか?」
声の方に顔を向けると、見たこともないスーツ姿の男性が二人立っていた。
そして、名刺を取り出し私の前に差し出す。
「東方新聞社編集部の者ですが、少しお話聞かせて頂けませんか?」
「え?」
編集部の人の目が鋭くぎらっと光ったように見えた。
何も知らない、東條さんとは座談会で面識があるだけ・・・・・・そう言えばいい。
だけど、そんなこと言えるわけがない。
だって、私の中にはまだこんなにも東條さんのことでいっぱいなんだもの。
東條さん一人だけに責任を押しつけるなんてことはできない。
くっと口を一文字にして、編集部の人の顔を見上げた。
「友梨、探したぞ。こんなところにいたのか」
口を開こうとした時、急に編集部と私の間を割って入り私の肩を抱いてきた男性がいた。
「え?」
私の肩を抱く男性の顔を見上げて、驚きのあまり全ての私の思考回路が停止する。