そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「大智から話を聞いた」
「東條さんから?」
「ああ、あんなことがあったにも関わらず、大智は俺のことを気にかけてくれていてね。あの後もずっと連絡は取り合っていたんだ」
そうなんだ、よかった。
二人がまだ繋がっていてくれたことに嬉しくなる自分がいた。
あの二人がいつも肩を並べて笑い合っている姿を見るのが好きだったから。
「仕事の後、少し話せるかな」
柳本さんは前髪を掻き上げながら私に尋ねる。
きっと東條さんとの話のことだ。今の柳本さんなら信頼できると感じる。
「はい。17時には退社できると思います」
「じゃ、終わったら駅前のStream Cafeで待ってるよ」
私は柳本さんの顔を見上げて頷き挨拶をすると、そのまま会社のビルに戻った。
柳本さんはきっと何かを知ってる。
今の東條さんのことも。
早く東條さんが今どうしているか知りたい。
私のこと以上に、今元気にしているかだけでも教えてほしかった。
お昼から戻ったら松原マネージャーにフランス行きの話を正式にお願いする予定だったけれど、なんとなくまだ言わない方がいいような気がして止めておく。
香織がしきりに、さっきかかってきてた電話は何だったの?と聞いてきたけれど、「内緒」とはぐらかしておいた。
下手したら香織まで巻き込んでしまうかもしれない。
これ以上、誰にも迷惑かけられない。
そして、今度は私が東條さんを助けなくちゃ。
どんなことがあったって絶対あきらめない。
そんな決意が私の中でわき上がっている。
17時のチャイムと同時に会社を出て、柳本さんと約束しているカフェに急いだ。
「東條さんから?」
「ああ、あんなことがあったにも関わらず、大智は俺のことを気にかけてくれていてね。あの後もずっと連絡は取り合っていたんだ」
そうなんだ、よかった。
二人がまだ繋がっていてくれたことに嬉しくなる自分がいた。
あの二人がいつも肩を並べて笑い合っている姿を見るのが好きだったから。
「仕事の後、少し話せるかな」
柳本さんは前髪を掻き上げながら私に尋ねる。
きっと東條さんとの話のことだ。今の柳本さんなら信頼できると感じる。
「はい。17時には退社できると思います」
「じゃ、終わったら駅前のStream Cafeで待ってるよ」
私は柳本さんの顔を見上げて頷き挨拶をすると、そのまま会社のビルに戻った。
柳本さんはきっと何かを知ってる。
今の東條さんのことも。
早く東條さんが今どうしているか知りたい。
私のこと以上に、今元気にしているかだけでも教えてほしかった。
お昼から戻ったら松原マネージャーにフランス行きの話を正式にお願いする予定だったけれど、なんとなくまだ言わない方がいいような気がして止めておく。
香織がしきりに、さっきかかってきてた電話は何だったの?と聞いてきたけれど、「内緒」とはぐらかしておいた。
下手したら香織まで巻き込んでしまうかもしれない。
これ以上、誰にも迷惑かけられない。
そして、今度は私が東條さんを助けなくちゃ。
どんなことがあったって絶対あきらめない。
そんな決意が私の中でわき上がっている。
17時のチャイムと同時に会社を出て、柳本さんと約束しているカフェに急いだ。