そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
小さめのリュックを肩にかけ直し、そのまま街に繰り出す。
昼間の賑やかさは少し落ち着き、心なしか道行く人の年齢層が高くなっている。
夕暮れに向けて出て来た大人達の時間がこれから始まろうとしてるんだろうか。
私は周りからはどちらの目で見られてるのかな。
以前よりは少しは大人っぽく見えてる?
数ヶ月前の自分と今の自分には随分と変化があったような気がしているから。
あれから結局髪を切りに行けなくて、肩より少し長くなった後ろ髪を持って来たゴムで束ねた。
東條さんに会いたい。
会えない時間が長ければ長いほど、会ってはいけない時間があればあるほどその思いは募っていく。
東條さんのために、今私ができることは何だろう。
でも、それを考えるたびに自分の無力さにうんざりする。
その時、肩にかけたリュックの中のスマホが震える振動が背中に伝わってきた。
急いでリュックからスマホを取り出し耳に当てた。
『友梨ちゃん?』
「真知さん!」
待ちわびていた真知さんからの電話に泣きそうになる。
『なかなか連絡できずにごめんね。仕事も立て込んでいてすっかり遅くなっちゃった』
「真知さんも忙しいのにすみません」
『電話じゃなんだから、もしよかったらこれから会える?』
「はい!」
私は即答し、真知さんと待ち合わせ場所を決めた。
普段、のんびり屋の私が一日二人と会う約束するなんて滅多にないことだと半ば感動しながら。
昼間の賑やかさは少し落ち着き、心なしか道行く人の年齢層が高くなっている。
夕暮れに向けて出て来た大人達の時間がこれから始まろうとしてるんだろうか。
私は周りからはどちらの目で見られてるのかな。
以前よりは少しは大人っぽく見えてる?
数ヶ月前の自分と今の自分には随分と変化があったような気がしているから。
あれから結局髪を切りに行けなくて、肩より少し長くなった後ろ髪を持って来たゴムで束ねた。
東條さんに会いたい。
会えない時間が長ければ長いほど、会ってはいけない時間があればあるほどその思いは募っていく。
東條さんのために、今私ができることは何だろう。
でも、それを考えるたびに自分の無力さにうんざりする。
その時、肩にかけたリュックの中のスマホが震える振動が背中に伝わってきた。
急いでリュックからスマホを取り出し耳に当てた。
『友梨ちゃん?』
「真知さん!」
待ちわびていた真知さんからの電話に泣きそうになる。
『なかなか連絡できずにごめんね。仕事も立て込んでいてすっかり遅くなっちゃった』
「真知さんも忙しいのにすみません」
『電話じゃなんだから、もしよかったらこれから会える?』
「はい!」
私は即答し、真知さんと待ち合わせ場所を決めた。
普段、のんびり屋の私が一日二人と会う約束するなんて滅多にないことだと半ば感動しながら。