そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
真知さんは自分のグラスをテーブルに置くと、私の目をしっかりと見つめながら話し始めた。
「実はね、昨日の夜、雑誌編集部から突然飛び込んできた情報なんだけど」
そして、私に顔を近づけ小さな声で続ける。
「東條GMの元秘書が、例の告発突然取り下げたらしいわ」
「え?本当ですか?」
驚きと同時に不安が胸の奥に膨れ上がり、大きく目を見開いたまま真知さんの顔を見つめる。
「編集部達はそりゃがっくりよ。あの東條GMのスクープ記事がとれたって喜んでいたからね。あとは裏付け証拠を集めるだけだったから。だけど、急に元秘書からGMが顧客に手を出していたっていうことは全て自分の間違いだったと否定したみたい。よかった・・・・・・って、もしも友梨ちゃんが絡んでたらっていう話だけどね」
そう言った後、真知さんはペロッと舌を出して笑う。
でも、私はまだ安心できず真知さんに尋ねた。
「どうして急に取り下げたんでしょう?」
あれだけ執念深い彼女のことだから、何かそれ以上の代償でもなければ簡単に引き下がるなんてことは考えられなかったから。
「その辺は詳しくは教えてもらえなかったんだけど、とりあえず東條GMと元秘書の間で示談が成立したみたい。示談金でも渡したのかしらねぇ?もしくは、東條GMが責任を負って元秘書の要望を全て受け入れたか・・・・・・いずれにせよ、彼女が納得する状態に持っていったと思うわよ」
山村さんが納得することって、どんなことなんだろう。
また東條さんは誰も困らないように自分一人で被ってるんじゃないだろうか。
告発を取り下げたと聞いても、全容がはっきりわからずちっとも喜べない自分がいた。
「実はね、昨日の夜、雑誌編集部から突然飛び込んできた情報なんだけど」
そして、私に顔を近づけ小さな声で続ける。
「東條GMの元秘書が、例の告発突然取り下げたらしいわ」
「え?本当ですか?」
驚きと同時に不安が胸の奥に膨れ上がり、大きく目を見開いたまま真知さんの顔を見つめる。
「編集部達はそりゃがっくりよ。あの東條GMのスクープ記事がとれたって喜んでいたからね。あとは裏付け証拠を集めるだけだったから。だけど、急に元秘書からGMが顧客に手を出していたっていうことは全て自分の間違いだったと否定したみたい。よかった・・・・・・って、もしも友梨ちゃんが絡んでたらっていう話だけどね」
そう言った後、真知さんはペロッと舌を出して笑う。
でも、私はまだ安心できず真知さんに尋ねた。
「どうして急に取り下げたんでしょう?」
あれだけ執念深い彼女のことだから、何かそれ以上の代償でもなければ簡単に引き下がるなんてことは考えられなかったから。
「その辺は詳しくは教えてもらえなかったんだけど、とりあえず東條GMと元秘書の間で示談が成立したみたい。示談金でも渡したのかしらねぇ?もしくは、東條GMが責任を負って元秘書の要望を全て受け入れたか・・・・・・いずれにせよ、彼女が納得する状態に持っていったと思うわよ」
山村さんが納得することって、どんなことなんだろう。
また東條さんは誰も困らないように自分一人で被ってるんじゃないだろうか。
告発を取り下げたと聞いても、全容がはっきりわからずちっとも喜べない自分がいた。