そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
植村さんも、真知さんも私のために彼の情報を必死に教えてくれている。
なのに、私が本当に知りたいことにはまだあと一歩のところで届かない。
答えはもうすぐそこにあるはずなのに。
神様は時に意地悪だ。
簡単には真実にたどり着かせてもらえない。
例え真実がどうであったとしても、今すぐに彼に会いたい。
東條さんに会って、彼の支えになりたい。
「そういえば、編集部の一人が妙なこと言ってたわ。東條GMがあの元秘書を無理矢理退職に追い込んだって。実は2人は付き合ってたんだけど、東條GMに新しい彼女ができたから秘書が捨てられて、その腹いせに告発してきたんじゃないかって言うのよ」
真知さんはテーブルの真ん中にドンと置かれたキャベツサラダを摘みながらふいにそんなことを言った。
「それは」
言いかけて口をつぐむ。
「友梨ちゃんは何か知ってるの?」
私が言いかけた途端目を見開いて前のめりになった真知さんに慌てる。
真知さんは記者だから、きっと仕事柄そんな風になっちゃうのかもしれないけれど。
本当はそれは間違いだと言いたかった。
だけど、例え真知さんでも今そんなこと言ったら、私が東條さんと親しかったってことが明るみになってしまうかもしれない。
柳本さんからもくれぐれも彼との関係を疑われないよう釘を刺されていた。
山村さんが告発を取り下げ、ようやく落ち着き始めたところへまた油を注ぐことになる。
そうなれば、東條さんに迷惑をかけてしまうことに繋がるから。
なのに、私が本当に知りたいことにはまだあと一歩のところで届かない。
答えはもうすぐそこにあるはずなのに。
神様は時に意地悪だ。
簡単には真実にたどり着かせてもらえない。
例え真実がどうであったとしても、今すぐに彼に会いたい。
東條さんに会って、彼の支えになりたい。
「そういえば、編集部の一人が妙なこと言ってたわ。東條GMがあの元秘書を無理矢理退職に追い込んだって。実は2人は付き合ってたんだけど、東條GMに新しい彼女ができたから秘書が捨てられて、その腹いせに告発してきたんじゃないかって言うのよ」
真知さんはテーブルの真ん中にドンと置かれたキャベツサラダを摘みながらふいにそんなことを言った。
「それは」
言いかけて口をつぐむ。
「友梨ちゃんは何か知ってるの?」
私が言いかけた途端目を見開いて前のめりになった真知さんに慌てる。
真知さんは記者だから、きっと仕事柄そんな風になっちゃうのかもしれないけれど。
本当はそれは間違いだと言いたかった。
だけど、例え真知さんでも今そんなこと言ったら、私が東條さんと親しかったってことが明るみになってしまうかもしれない。
柳本さんからもくれぐれも彼との関係を疑われないよう釘を刺されていた。
山村さんが告発を取り下げ、ようやく落ち着き始めたところへまた油を注ぐことになる。
そうなれば、東條さんに迷惑をかけてしまうことに繋がるから。