そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
真知さんと別れ、暗闇に染まった家路へと急ぐ。
その日の月はやけに明るくて、月の向こうに見えない太陽が隠れてるんじゃないかって思うくらいの光を放っていた。
東條さんのことが少しずつわかってくるのに核心には触れられないもどかしさが、一層会いたい気持ちを募らせる。
今どこにいるの?
一人でどうしようとしてるの?
松原マネージャーには、フランス行きの件は未だ保留のままだった。
こんな状況の中で「行きます」なんて言えない。
でも、「行きません」とも言えない自分の優柔不断さが嫌になる。
東條さんだったら、きっと迷わず「行け」って言いそうな気がしていたから。
だめだ。
このいつもより眩しすぎる月のせいだろうか。
会いたい気持ちがますます止まらなくなってきた。
せめて、今どうしてるのか、何も問題が生じてないかだけでも知りたい。
家に入りリビングのソファーにリュックを置くやいなや、気がつくとスマホを握り締め柳本さんに電話をかけていた。
胸の奥でドキドキが加速していく。
呼び出し音がやけに長く感じていた。
こんな夜更けに電話だなんて、迷惑な話だよね。
やっぱり切ろうと思った時、呼び出し音から通話に切りかわった。
『岩倉さん?』
「あ、柳本さんですか?夜分にすみません」
『ほんと、タイミングがいいっていうか。俺も丁度岩倉さんに連絡取ろうと思ってたところなんだ』
その連絡はいい知らせなんだろうか。
胸の奥がキュッと緊張した。
その日の月はやけに明るくて、月の向こうに見えない太陽が隠れてるんじゃないかって思うくらいの光を放っていた。
東條さんのことが少しずつわかってくるのに核心には触れられないもどかしさが、一層会いたい気持ちを募らせる。
今どこにいるの?
一人でどうしようとしてるの?
松原マネージャーには、フランス行きの件は未だ保留のままだった。
こんな状況の中で「行きます」なんて言えない。
でも、「行きません」とも言えない自分の優柔不断さが嫌になる。
東條さんだったら、きっと迷わず「行け」って言いそうな気がしていたから。
だめだ。
このいつもより眩しすぎる月のせいだろうか。
会いたい気持ちがますます止まらなくなってきた。
せめて、今どうしてるのか、何も問題が生じてないかだけでも知りたい。
家に入りリビングのソファーにリュックを置くやいなや、気がつくとスマホを握り締め柳本さんに電話をかけていた。
胸の奥でドキドキが加速していく。
呼び出し音がやけに長く感じていた。
こんな夜更けに電話だなんて、迷惑な話だよね。
やっぱり切ろうと思った時、呼び出し音から通話に切りかわった。
『岩倉さん?』
「あ、柳本さんですか?夜分にすみません」
『ほんと、タイミングがいいっていうか。俺も丁度岩倉さんに連絡取ろうと思ってたところなんだ』
その連絡はいい知らせなんだろうか。
胸の奥がキュッと緊張した。