そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
扉を開けるなり私の顔をまたあの時のように美しい無表情で見つめた。
ドクン。
目が合った瞬間、心臓が飛び跳ね体中が熱くなる。
すぐに状況を悟ったのか、GMは柳本さんの方に視線を向け困ったような顔をした。
「仕事中だったか。これは申し訳ない」
そう言ってGMは自分の頭を掻くと、気まずそうに私達に頭を下げた。
そんな気まずそうな顔をするGMはこの間の様子からは想像もできなくて、思わずその意外性に笑いそうになって口もとに手をやる。
「柳本、後で話があるから俺の部屋まで来るように」
GMは柳本さんにそう伝えると、すぐに扉を閉めようとした。
扉を閉める時、ふとその手が止まり再び扉を全開にする。
柳本さんも私も何事かと緊張した顔でその扉の向こうにいるGMを見つめていると、GMはふいに私の方に視線を向け言った。
「君、どこかで会った?」
わ、私ですか?
あの切れ長のきれいな目がじっと私を見つめている。私に早く答えろと言わんばかりの圧力をかけて。
胸が異様なほどにドクドク拍動し、足が震えてきた。
早く答えなくちゃ。
「はい、先日東方新聞社の宮部さんとご挨拶させて頂いたファルコン化粧品の岩倉友梨です」
答えたのに、首を傾げたまま私のことを何も言わず見つめている。
せっかく答えたんだから何とか言ってよ!そんなにじっと見つめられたら緊張しすぎて倒れそうなんですけど。
「今日、岩倉様がこちらのイベントスペースをご利用されたいということで見に来られたんです。GMは岩倉さんと既にお会いになられていたのですね」
固まってる私の横で柳本さんが穏やかな声でGMに言ってくれた。
その声にようやく私の緊張が緩む。
ドクン。
目が合った瞬間、心臓が飛び跳ね体中が熱くなる。
すぐに状況を悟ったのか、GMは柳本さんの方に視線を向け困ったような顔をした。
「仕事中だったか。これは申し訳ない」
そう言ってGMは自分の頭を掻くと、気まずそうに私達に頭を下げた。
そんな気まずそうな顔をするGMはこの間の様子からは想像もできなくて、思わずその意外性に笑いそうになって口もとに手をやる。
「柳本、後で話があるから俺の部屋まで来るように」
GMは柳本さんにそう伝えると、すぐに扉を閉めようとした。
扉を閉める時、ふとその手が止まり再び扉を全開にする。
柳本さんも私も何事かと緊張した顔でその扉の向こうにいるGMを見つめていると、GMはふいに私の方に視線を向け言った。
「君、どこかで会った?」
わ、私ですか?
あの切れ長のきれいな目がじっと私を見つめている。私に早く答えろと言わんばかりの圧力をかけて。
胸が異様なほどにドクドク拍動し、足が震えてきた。
早く答えなくちゃ。
「はい、先日東方新聞社の宮部さんとご挨拶させて頂いたファルコン化粧品の岩倉友梨です」
答えたのに、首を傾げたまま私のことを何も言わず見つめている。
せっかく答えたんだから何とか言ってよ!そんなにじっと見つめられたら緊張しすぎて倒れそうなんですけど。
「今日、岩倉様がこちらのイベントスペースをご利用されたいということで見に来られたんです。GMは岩倉さんと既にお会いになられていたのですね」
固まってる私の横で柳本さんが穏やかな声でGMに言ってくれた。
その声にようやく私の緊張が緩む。