そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
東條さんは私からスッと視線を落とすといいとも悪いとも言わず黙っていた。
私はそっと彼の右腕に触れ、袖のボタンを外す。
シルク製なのかとても柔らかい生地のシャツは簡単に袖をまくることができた。
丁度東條さんの肘から上腕にかけて、皮膚が赤く盛り上がり、ところどころ皮膚が引きつっている。
こんな大きな火傷を負ってるなんて、どうして今まで気付かなかったんだろう。
思っていた以上にひどく広範囲の火傷の痕に言葉を失う。
だけど、この痕は私の命を救ってくれた証。
そんな証を見ていたら、私のために命を張って助けてくれた彼の思いが、私の気持ちに深く刻み込まれていく。
「ありがとうございました」
なぜだか申し訳ないという言葉よりもそんな言葉が溢れてきた。
私はその痕にそっと自分の唇を当てる。
彼の全てが愛しい。
どうしたって、その思いは消えない。
こんなにも誰かを愛しいと思えることはもうないって断言できるほどに。
「私、東條さんのことが好きです。私なんて、大人の色気もないし、東條さんから見たら子供みたいに見えてるかもしれないけど」
「・・・・・・友梨」
彼は火傷の跡が露になった右腕で私を優しく抱き寄せた。
「色気のない女だったら抱いたりしない。友梨は十分魅力的だよ」
東條さんの甘い低音が耳元でささやく。
彼の気持ちが知りたい。
そんな言葉は、きっと掃いて捨てるほどたくさんの女性に浴びせてきたはずだもの。
私にだけの彼の思いが聞きたい。
例え傷つくような言葉だったとしても。
「東條さんの本当の気持ちを教えて下さい」
私はそっと彼の右腕に触れ、袖のボタンを外す。
シルク製なのかとても柔らかい生地のシャツは簡単に袖をまくることができた。
丁度東條さんの肘から上腕にかけて、皮膚が赤く盛り上がり、ところどころ皮膚が引きつっている。
こんな大きな火傷を負ってるなんて、どうして今まで気付かなかったんだろう。
思っていた以上にひどく広範囲の火傷の痕に言葉を失う。
だけど、この痕は私の命を救ってくれた証。
そんな証を見ていたら、私のために命を張って助けてくれた彼の思いが、私の気持ちに深く刻み込まれていく。
「ありがとうございました」
なぜだか申し訳ないという言葉よりもそんな言葉が溢れてきた。
私はその痕にそっと自分の唇を当てる。
彼の全てが愛しい。
どうしたって、その思いは消えない。
こんなにも誰かを愛しいと思えることはもうないって断言できるほどに。
「私、東條さんのことが好きです。私なんて、大人の色気もないし、東條さんから見たら子供みたいに見えてるかもしれないけど」
「・・・・・・友梨」
彼は火傷の跡が露になった右腕で私を優しく抱き寄せた。
「色気のない女だったら抱いたりしない。友梨は十分魅力的だよ」
東條さんの甘い低音が耳元でささやく。
彼の気持ちが知りたい。
そんな言葉は、きっと掃いて捨てるほどたくさんの女性に浴びせてきたはずだもの。
私にだけの彼の思いが聞きたい。
例え傷つくような言葉だったとしても。
「東條さんの本当の気持ちを教えて下さい」