そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
聞きたいようで聞きたくない言葉を、東條さんの腕の中で顔を押しつけたまま待っていた。
「これ以上俺を翻弄しないでくれ。一度封印したはずの気持ちが蓋を開けそうだ」
封印?
「今の俺では友梨を幸せにできない」
「どうして?」
私は腕の中から、彼の顔を見上げた。
「俺は君や君の家族を傷付けた東條物産の息子だ」
「だけど、東條さんはあの火事とは無関係じゃないですか」
「そんな風に友梨の家族は思ってくれると思うかい?」
祖父の怒りに震えた顔が脳裏に浮かぶ。
大切な思い出が詰まった店の焼け跡で、ずっとうずくまったまま動かなかった祖父の背中が悲しかったと母は今でも涙を浮かべる。
だけど、東條さんは私をあの火事から助けてくれた命の恩人だもの。
私の大好きな家族は、きっと彼を傷付けるようなことはしない。
もしも、そんなことがあったら・・・・・・・
「私が東條さんを守ります」
「守る?」
東條さんはくすっと笑いながら続けた。
「お前に守られるほど俺は柔な人間じゃないさ」
彼は、私の頬に手を当てじっと見つめて言った。
「友梨のそのまっすぐな目に、もう随分と前から俺の心は持ってかれていた」
そして、その瞬間東條さんの厚い胸に抱きすくめられた。
「これから、友梨に辛い思いをさせるかもしれないけど、大丈夫か?」
「東條さんと離ればなれになること以上に辛いことなんかありません」
私は自分でも驚くほどはっきりと答えていた。
「そんなこと言ったら、もう誰にも俺の気持ちは止められないぞ」
彼の少しかすれた声がそんな私の気持ちを確かめるようにゆっくりと響く。
ドクン。
彼の熱く潤んだ眼差しに体中の血液が大きく震えた。
「友梨、愛してる」
ずっと恋しくて待ち焦がれていた彼の唇が私の唇を強く塞ぐ。
キスだけでこんなにも一つになれるなんて知らなかった。
その唇に夢中で応えながら、彼の背中をぎゅっと抱きしめる。
私のブラウスのボタンに東條さんの手がかけられ、焦らすように私のブラウスを剥いでいく。
彼の大きくて繊細な指が私の肌に触れたとき、思わず吐息が漏れた。
愛しい人に、「愛してる」と言われ抱かれることほど幸せなことはない。
今まで不安でしょうがなかった彼の気持ちをはっきりと確かめることができ、初めて身も心も安心して彼に預けている。
東條さんは今までにないくらい何度も激しく私を求めそして何度も一つになった。
私も、心から彼を強く抱きしめ大きな声で鳴いた。
もう、何があっても離れない。
二人にしかわからないあの日の痛みは、私達を結びつける強い絆に変わっていく。
私の隣で寝息を立て始めた彼の右腕にもう一度キスをした。
「これ以上俺を翻弄しないでくれ。一度封印したはずの気持ちが蓋を開けそうだ」
封印?
「今の俺では友梨を幸せにできない」
「どうして?」
私は腕の中から、彼の顔を見上げた。
「俺は君や君の家族を傷付けた東條物産の息子だ」
「だけど、東條さんはあの火事とは無関係じゃないですか」
「そんな風に友梨の家族は思ってくれると思うかい?」
祖父の怒りに震えた顔が脳裏に浮かぶ。
大切な思い出が詰まった店の焼け跡で、ずっとうずくまったまま動かなかった祖父の背中が悲しかったと母は今でも涙を浮かべる。
だけど、東條さんは私をあの火事から助けてくれた命の恩人だもの。
私の大好きな家族は、きっと彼を傷付けるようなことはしない。
もしも、そんなことがあったら・・・・・・・
「私が東條さんを守ります」
「守る?」
東條さんはくすっと笑いながら続けた。
「お前に守られるほど俺は柔な人間じゃないさ」
彼は、私の頬に手を当てじっと見つめて言った。
「友梨のそのまっすぐな目に、もう随分と前から俺の心は持ってかれていた」
そして、その瞬間東條さんの厚い胸に抱きすくめられた。
「これから、友梨に辛い思いをさせるかもしれないけど、大丈夫か?」
「東條さんと離ればなれになること以上に辛いことなんかありません」
私は自分でも驚くほどはっきりと答えていた。
「そんなこと言ったら、もう誰にも俺の気持ちは止められないぞ」
彼の少しかすれた声がそんな私の気持ちを確かめるようにゆっくりと響く。
ドクン。
彼の熱く潤んだ眼差しに体中の血液が大きく震えた。
「友梨、愛してる」
ずっと恋しくて待ち焦がれていた彼の唇が私の唇を強く塞ぐ。
キスだけでこんなにも一つになれるなんて知らなかった。
その唇に夢中で応えながら、彼の背中をぎゅっと抱きしめる。
私のブラウスのボタンに東條さんの手がかけられ、焦らすように私のブラウスを剥いでいく。
彼の大きくて繊細な指が私の肌に触れたとき、思わず吐息が漏れた。
愛しい人に、「愛してる」と言われ抱かれることほど幸せなことはない。
今まで不安でしょうがなかった彼の気持ちをはっきりと確かめることができ、初めて身も心も安心して彼に預けている。
東條さんは今までにないくらい何度も激しく私を求めそして何度も一つになった。
私も、心から彼を強く抱きしめ大きな声で鳴いた。
もう、何があっても離れない。
二人にしかわからないあの日の痛みは、私達を結びつける強い絆に変わっていく。
私の隣で寝息を立て始めた彼の右腕にもう一度キスをした。