そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「実は、上司に春からフランスの本社に実施研修兼ねて1年間行ってこないかって言われてるんです」
「なんだよ、それ」
東條さんは切れ長の目を大きく見開いて私を凝視する。
プロポーズ受けた後にこんな話するの、やっぱりおかしいよね。
東條さんのそばにいたい気持ちはずっと変わらないけれど、フランスもまたとないチャンス。
彼が引き留めるなら、あきらめもつくけれど。
「そんないい話、なかなかないぞ。是非行ってこいよ」
「え?」
まさかのまさか。
東條さんは自分のことのように嬉しそうな顔で微笑み私の頭をくしゃくしゃっとした。
「でも、結婚は・・・・・・?」
思わず、私の方が不安になって尋ねてしまう。
「フランスから帰ってきてからだって遅くない」
「でも、フランスは日本から離れてるしなかなか会えなくなるかもしれません」
「俺と会えないのがそんなに寂しいか?フランスなんてたったの15時間だ。いつでも会いに行ってやるよ」
たったの15時間って!
やっぱり東條さんは普通の感覚と違う。
だけど、そう言ってくれた彼に心から安心していた。
そう、彼と全く会えなくなるわけじゃない。
1年間だけ、私は日本を離れフランスで貴重な経験ができるんだ。
ちっとも不安そうじゃない彼の顔を見て、はっきりと自分の中で覚悟が決まった。
「なんだよ、それ」
東條さんは切れ長の目を大きく見開いて私を凝視する。
プロポーズ受けた後にこんな話するの、やっぱりおかしいよね。
東條さんのそばにいたい気持ちはずっと変わらないけれど、フランスもまたとないチャンス。
彼が引き留めるなら、あきらめもつくけれど。
「そんないい話、なかなかないぞ。是非行ってこいよ」
「え?」
まさかのまさか。
東條さんは自分のことのように嬉しそうな顔で微笑み私の頭をくしゃくしゃっとした。
「でも、結婚は・・・・・・?」
思わず、私の方が不安になって尋ねてしまう。
「フランスから帰ってきてからだって遅くない」
「でも、フランスは日本から離れてるしなかなか会えなくなるかもしれません」
「俺と会えないのがそんなに寂しいか?フランスなんてたったの15時間だ。いつでも会いに行ってやるよ」
たったの15時間って!
やっぱり東條さんは普通の感覚と違う。
だけど、そう言ってくれた彼に心から安心していた。
そう、彼と全く会えなくなるわけじゃない。
1年間だけ、私は日本を離れフランスで貴重な経験ができるんだ。
ちっとも不安そうじゃない彼の顔を見て、はっきりと自分の中で覚悟が決まった。