そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
フランス行きの準備が始まると同時に、東條さんを家族に紹介する話も進めている。
母に東條さんの名前を伏せたまま、結婚したい相手がいると伝えると驚きのあまりしばらく言葉を失っていた。
「お兄ちゃんがようやく決まったと思ったら、間髪入れず友梨まで?それ本当なの?まさか今日はエイプリルフールじゃないでしょうね?」
「もう!違うわよ。そこまで言うなんて失礼だわ」
私は電話の前でぷうっと頬を膨らませた。
「冗談よ。本とはびっくり以上に嬉しくて感動して泣いちゃいそうだわ」
母の声は後半少し詰まっていたから、本当に涙ぐんでいるのかもしれない。
誰よりも私の将来を案じていた母だから。
「それでお相手はどんな方なの?お仕事は?」
「うん、ちゃんとお仕事はされているわ。シェアオフィスを経営してる社長さんなの」
「え!社長?!ってことは、友梨は社長夫人になるわけ?」
「社長夫人だなんて滅相もないよ。彼はすごい人だけど私はそんな肩書きもらえないわ」
「だけど社長の奥さんだったら社長夫人じゃない?まぁ、そんなすごい方が友梨をお嫁にもらって下さるなんて感謝感謝だわねぇ」
母は涙声から一気に興奮した声に変わっていた。
そりゃそうだよね。
私みたいなのが社長と結婚するだなんて。
「でね、今週末彼を紹介しに帰ろうと思うんだけど大丈夫かしら?」
「そうそう、今週末はお兄ちゃんもこちらに来る予定だから丁度いいわ。どうぞ二人でいらっしゃい」
「わかった。彼にも伝えておくわね。おじいちゃんにもよろしく言っておいて」
「まずは、おじいちゃんを説得しなくちゃね。おじいちゃんの目はとりわけ友梨のこととなると厳しいから彼にもその辺はちゃんと伝えておいてね」
はぁ。
やっぱりそうだよね。
普通でも厳しいのに、東條物産の御曹司なんて聞いたら絶対会ってもくれないだろう。
だから、東條さんと相談して会うまではとりあえず名前を伏せておこうってなったんだよね。
母に東條さんの名前を伏せたまま、結婚したい相手がいると伝えると驚きのあまりしばらく言葉を失っていた。
「お兄ちゃんがようやく決まったと思ったら、間髪入れず友梨まで?それ本当なの?まさか今日はエイプリルフールじゃないでしょうね?」
「もう!違うわよ。そこまで言うなんて失礼だわ」
私は電話の前でぷうっと頬を膨らませた。
「冗談よ。本とはびっくり以上に嬉しくて感動して泣いちゃいそうだわ」
母の声は後半少し詰まっていたから、本当に涙ぐんでいるのかもしれない。
誰よりも私の将来を案じていた母だから。
「それでお相手はどんな方なの?お仕事は?」
「うん、ちゃんとお仕事はされているわ。シェアオフィスを経営してる社長さんなの」
「え!社長?!ってことは、友梨は社長夫人になるわけ?」
「社長夫人だなんて滅相もないよ。彼はすごい人だけど私はそんな肩書きもらえないわ」
「だけど社長の奥さんだったら社長夫人じゃない?まぁ、そんなすごい方が友梨をお嫁にもらって下さるなんて感謝感謝だわねぇ」
母は涙声から一気に興奮した声に変わっていた。
そりゃそうだよね。
私みたいなのが社長と結婚するだなんて。
「でね、今週末彼を紹介しに帰ろうと思うんだけど大丈夫かしら?」
「そうそう、今週末はお兄ちゃんもこちらに来る予定だから丁度いいわ。どうぞ二人でいらっしゃい」
「わかった。彼にも伝えておくわね。おじいちゃんにもよろしく言っておいて」
「まずは、おじいちゃんを説得しなくちゃね。おじいちゃんの目はとりわけ友梨のこととなると厳しいから彼にもその辺はちゃんと伝えておいてね」
はぁ。
やっぱりそうだよね。
普通でも厳しいのに、東條物産の御曹司なんて聞いたら絶対会ってもくれないだろう。
だから、東條さんと相談して会うまではとりあえず名前を伏せておこうってなったんだよね。