そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「フランスへ行ったらしばらく会えなくなるのが寂しいだけです」

そう言った途端、頭の上にあった彼の手は私の顎をくいっと持ち上げた。

「いじらしいこと言ってくれるね。俺に火をつけた責任を取ってもらおうか」

彼は口角をあげたまま私の唇を塞ぎ、片方の手は既に私のブラウスのボタンを外し始めていた。

「どこにいても俺を思い出せるよう、フランスへ行くまでしっかり刻みつけてやるよ」

「そんな意味じゃ・・・・・・」

敢えて抵抗してみるも、彼の唇や指の動きに抗えるはずもなく。

大好きな彼の愛しい揺さぶりを感じながら、不安な気持ちは少しずつ溶かされていった。

きっと大丈夫。
全てうまくいくよね。

彼がいつも私の心の中にいてくれるから。


「愛してるよ、友梨」

東條さんは不安な私のために、何度もその言葉を私の耳元でささやいてくれた。

その優しさが嬉しくて彼の背中にぎゅっとしがみつく。

東條さんと出会えてよかった。

私を助けてくれた人が、東條さんで本当によかった。

「いつまでも・・・・・・」

言い掛けた私の口は再び彼の熱い唇に塞がれた。

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