そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
実家の店の暖簾をくぐり、私が先にその扉を開けた。
「あら、友梨、おかえり」
最初に出迎えてくれたのは母だった。
母は少し緊張した面持ちのまま、店の裏に続く休憩所に向かって慌てて叫ぶ。
「おじいちゃん!おばあちゃん!俊輔!ほら、お待ちかねの友梨達が帰ってきたから早くこちらへいらっしゃい」
私の後ろから東條さんが店に入ってきた。
「初めまして。東條大智です」
背の高い彼が店に入ると、天井が低く見える。
「まぁ!」
母は目を丸くして東條さんの姿に見とれていた。
恐らく私が初めて彼を見た時と同じ衝撃を味わっているんだろう。
「お母さん!口開いたままよ」
私は笑いながら母の肩を軽く叩いた。
「あ、すみません!あなたが友梨のフィアンセさんですね?あまりに素敵な方で言葉を失ってしまいましたわ。ようこそこんな田舎までいらっしゃいました。どうぞこちらにおかけになって下さい。すぐにお茶ご用意しますね」
母は後ろに束ねた髪を直しながらバタバタと落ち着きない足どりで厨房に入っていった。
すると、厨房の向こうからわざとらしい咳払いが聞こえる。
祖父だ。
ドキドキする胸を手で押さえながら、東條さんの方に顔を向けた。
彼は優しい目で私を見ながら頷く。
「あら、友梨、おかえり」
最初に出迎えてくれたのは母だった。
母は少し緊張した面持ちのまま、店の裏に続く休憩所に向かって慌てて叫ぶ。
「おじいちゃん!おばあちゃん!俊輔!ほら、お待ちかねの友梨達が帰ってきたから早くこちらへいらっしゃい」
私の後ろから東條さんが店に入ってきた。
「初めまして。東條大智です」
背の高い彼が店に入ると、天井が低く見える。
「まぁ!」
母は目を丸くして東條さんの姿に見とれていた。
恐らく私が初めて彼を見た時と同じ衝撃を味わっているんだろう。
「お母さん!口開いたままよ」
私は笑いながら母の肩を軽く叩いた。
「あ、すみません!あなたが友梨のフィアンセさんですね?あまりに素敵な方で言葉を失ってしまいましたわ。ようこそこんな田舎までいらっしゃいました。どうぞこちらにおかけになって下さい。すぐにお茶ご用意しますね」
母は後ろに束ねた髪を直しながらバタバタと落ち着きない足どりで厨房に入っていった。
すると、厨房の向こうからわざとらしい咳払いが聞こえる。
祖父だ。
ドキドキする胸を手で押さえながら、東條さんの方に顔を向けた。
彼は優しい目で私を見ながら頷く。