そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
山の麓がオレンジ色に染まっている。
帰りの車の中で東條さんは言った。
「友梨がどうしてこんなにも魅力的なのかわかったよ」
「どうしたんですか?急に」
「君の家族は皆すばらしい。あんな素敵な家族に囲まれて育ったから今の友梨があるんだということがよく理解できた」
私は笑いながら頷いた。
「友梨がフランスへ行っている間、君の代わりに家族にちょくちょく会いに行くよ」
「ありがとうございます」
「あともう少しで君のおじいさんの気持ちを掴めそうだからね」
「そうですね。一時はどうなることかとヒヤヒヤしましたけど」
彼は前を向いたまま微笑んだ。
次、彼と二人でこの道を辿る時は、どんな風に状況が変わってるんだろう。
不思議と悪い予感は一つもない。
東條さんのそばにいれば幸せだ。
私だけでなく家族も皆幸せになれるような気がした。
「東條さん、大好きです」
彼の横顔に呟く。
「俺もだよ」
東條さんの見つめる先に続く道は黄金色に輝いていた。
*************
そして、その二週間後、私は何の心配も迷いもなくフランスへ飛び発った。
帰りの車の中で東條さんは言った。
「友梨がどうしてこんなにも魅力的なのかわかったよ」
「どうしたんですか?急に」
「君の家族は皆すばらしい。あんな素敵な家族に囲まれて育ったから今の友梨があるんだということがよく理解できた」
私は笑いながら頷いた。
「友梨がフランスへ行っている間、君の代わりに家族にちょくちょく会いに行くよ」
「ありがとうございます」
「あともう少しで君のおじいさんの気持ちを掴めそうだからね」
「そうですね。一時はどうなることかとヒヤヒヤしましたけど」
彼は前を向いたまま微笑んだ。
次、彼と二人でこの道を辿る時は、どんな風に状況が変わってるんだろう。
不思議と悪い予感は一つもない。
東條さんのそばにいれば幸せだ。
私だけでなく家族も皆幸せになれるような気がした。
「東條さん、大好きです」
彼の横顔に呟く。
「俺もだよ」
東條さんの見つめる先に続く道は黄金色に輝いていた。
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そして、その二週間後、私は何の心配も迷いもなくフランスへ飛び発った。