そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
番外編
~番外編~
二人のその後のお話ちょっぴり・・・・・・
『友梨?』
受話器の向こうに久しぶりの彼の声。
フランスでの挙式を終えて、新婚生活一ヶ月が慌ただしく過ぎた。
甘い新婚生活を満喫する間もなく、東條さんは海外出張続きで二人で一緒に過ごしたのはトータル十日間もあっただろうか。
ハピーオフィスがアジアにも進出した上に、オフィスだけでなく以前から構想を練っていたシェアハウスにも手を広げたのだからこれまで以上に忙しいのは無理もない。
だけど、正直もう少し甘い新婚生活を夢見ていた私には少し不満もあるわけで。
『友梨、聞いてる?』
「・・・・・・あ、ああうん」
『どうした?疲れてるのか?』
「別に、疲れてなんかいません」
受話器の向こうで彼がくすっと笑うのがわかった。
「いつ日本には帰ってくるんですか?」
『いつにしようか』
そんなこと言って私をけしかけてるんだろう。
「いつでもいいですけど」
『なら、来週まで帰らない』
うっ。
自分の気持ちを悟られまいと言葉を飲み込んで受話器をぎゅっと握り締めた。
『うそだよ。今回の出張は長かったからな。明日の夕方には帰るよ』
「え、本当ですか?」
思わず押さえていた気持ちが声に出てしまう。
『今夜はしっかり睡眠とっとけよ、明日の夜は眠らせてやらないから』
「また、そんな・・・・・・」
そう言いながらも胸の奥がキュンとしていた。
相変わらず意地悪な東條さんだけど、そんな意地悪な彼も今や私の旦那様。
未だに自分が彼のお嫁さんだなんて信じられない時がある。
二人のその後のお話ちょっぴり・・・・・・
『友梨?』
受話器の向こうに久しぶりの彼の声。
フランスでの挙式を終えて、新婚生活一ヶ月が慌ただしく過ぎた。
甘い新婚生活を満喫する間もなく、東條さんは海外出張続きで二人で一緒に過ごしたのはトータル十日間もあっただろうか。
ハピーオフィスがアジアにも進出した上に、オフィスだけでなく以前から構想を練っていたシェアハウスにも手を広げたのだからこれまで以上に忙しいのは無理もない。
だけど、正直もう少し甘い新婚生活を夢見ていた私には少し不満もあるわけで。
『友梨、聞いてる?』
「・・・・・・あ、ああうん」
『どうした?疲れてるのか?』
「別に、疲れてなんかいません」
受話器の向こうで彼がくすっと笑うのがわかった。
「いつ日本には帰ってくるんですか?」
『いつにしようか』
そんなこと言って私をけしかけてるんだろう。
「いつでもいいですけど」
『なら、来週まで帰らない』
うっ。
自分の気持ちを悟られまいと言葉を飲み込んで受話器をぎゅっと握り締めた。
『うそだよ。今回の出張は長かったからな。明日の夕方には帰るよ』
「え、本当ですか?」
思わず押さえていた気持ちが声に出てしまう。
『今夜はしっかり睡眠とっとけよ、明日の夜は眠らせてやらないから』
「また、そんな・・・・・・」
そう言いながらも胸の奥がキュンとしていた。
相変わらず意地悪な東條さんだけど、そんな意地悪な彼も今や私の旦那様。
未だに自分が彼のお嫁さんだなんて信じられない時がある。