そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「お待たせしました」
その時、ふわっと爽やかな香りとともに柳本さんが現れた。
慌てて立ち上がり頭を下げる。
「先日は色々とお気を遣わせてしまって申し訳ありませんでした」
「いや、こちらこそ本当に申し訳ありません」
柳本さんは相変わらず爽やかな顔で微笑んでいた。
その顔に安心する。
「あの、今日は営業の矢田を連れてきました」
そう言って横に立っているであろう香織の方に顔を向けると、ん?いない??
視線を下に向けると、まだソファーに座ったままの香織が呆然とした表情で柳本さんの顔を見上げていた。
もしや、また彼女の一目惚れとか言うんじゃないでしょうね。
でも、今日は打ち合わせで来てるんだからそんな香織に付き合ってる時間はない。
「ちょっと、香織!」
小声で言いながら香織の肩を叩くと、ようやく我に返ったように私に顔を向けた。
「あ、ごめんなさい」
そして慌てた様子で立ち上がると、柳本さんに頭を下げもたもたとカードケースから自分の名刺を取り出し彼に差し出す。
ったく。何やってんだか。
柳本さんはそんな香織に嫌な顔一つせず名刺交換を済ませると「どうぞお座り下さい」と言った。
座りながらちらっと横を見ると、やっぱりいつもの香織じゃない香織がゆっくりと腰をかけていた。
その時、ふわっと爽やかな香りとともに柳本さんが現れた。
慌てて立ち上がり頭を下げる。
「先日は色々とお気を遣わせてしまって申し訳ありませんでした」
「いや、こちらこそ本当に申し訳ありません」
柳本さんは相変わらず爽やかな顔で微笑んでいた。
その顔に安心する。
「あの、今日は営業の矢田を連れてきました」
そう言って横に立っているであろう香織の方に顔を向けると、ん?いない??
視線を下に向けると、まだソファーに座ったままの香織が呆然とした表情で柳本さんの顔を見上げていた。
もしや、また彼女の一目惚れとか言うんじゃないでしょうね。
でも、今日は打ち合わせで来てるんだからそんな香織に付き合ってる時間はない。
「ちょっと、香織!」
小声で言いながら香織の肩を叩くと、ようやく我に返ったように私に顔を向けた。
「あ、ごめんなさい」
そして慌てた様子で立ち上がると、柳本さんに頭を下げもたもたとカードケースから自分の名刺を取り出し彼に差し出す。
ったく。何やってんだか。
柳本さんはそんな香織に嫌な顔一つせず名刺交換を済ませると「どうぞお座り下さい」と言った。
座りながらちらっと横を見ると、やっぱりいつもの香織じゃない香織がゆっくりと腰をかけていた。