そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「ね、お詫びって何の話?」
柳本さんを見送った後すぐに香織が私に顔を近づけて尋ねてきた。
私はそんな香織にブン!と厳しい顔を向けて言った。
「っていうか、香織!今日は香織頼みだったのに、柳本さんに見とれすぎ!」
「え、だって」
香織は頬に手を当てると、ウルウルしながら今にも泣きそうな表情をした。
「どうせ一目惚れでしょう?本屋王子はどこ行っちゃったの?」
「違うの!本屋王子なの!」
「本屋王子って何が?」
また読解力が必要な状況に、必死に頭を働かせる。
「柳本さんが、本屋王子だったの!」
嘘ー!
思わず叫びそうになった自分の口を押さえた。
「本当?」
「本当よ。だからあまりにも驚きすぎて、彼と会った瞬間体が動けなくなっちゃったの」
「執念勝ちね」
「そんなこと言ってる場合じゃない!これってすごすぎて私ほんとにまだ夢の中にいるみたい」
騒がしい私達は受付の前で明らかに目立っていた。
「とりあえずカフェにでも寄って落ち着こう」
と言って、まだ柳本さんが消えていった廊下の向こうを名残惜しそうに見ている香織の肩を抱いて階段を降りる。
なんだか私まで気持ちが高ぶっていた。
香織の執念から引き寄せられた奇跡と、恐らく・・・・・・GMからの突然のお誘いに。
柳本さんを見送った後すぐに香織が私に顔を近づけて尋ねてきた。
私はそんな香織にブン!と厳しい顔を向けて言った。
「っていうか、香織!今日は香織頼みだったのに、柳本さんに見とれすぎ!」
「え、だって」
香織は頬に手を当てると、ウルウルしながら今にも泣きそうな表情をした。
「どうせ一目惚れでしょう?本屋王子はどこ行っちゃったの?」
「違うの!本屋王子なの!」
「本屋王子って何が?」
また読解力が必要な状況に、必死に頭を働かせる。
「柳本さんが、本屋王子だったの!」
嘘ー!
思わず叫びそうになった自分の口を押さえた。
「本当?」
「本当よ。だからあまりにも驚きすぎて、彼と会った瞬間体が動けなくなっちゃったの」
「執念勝ちね」
「そんなこと言ってる場合じゃない!これってすごすぎて私ほんとにまだ夢の中にいるみたい」
騒がしい私達は受付の前で明らかに目立っていた。
「とりあえずカフェにでも寄って落ち着こう」
と言って、まだ柳本さんが消えていった廊下の向こうを名残惜しそうに見ている香織の肩を抱いて階段を降りる。
なんだか私まで気持ちが高ぶっていた。
香織の執念から引き寄せられた奇跡と、恐らく・・・・・・GMからの突然のお誘いに。