そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
いつものように慌ただしい1週間が過ぎ、とうとう待ちに待った、とは言えない金曜日がやってきた。
夕方、出先から戻ってきた香織が私以上にそわそわしているのがおかしくて笑ってしまう。
「あぁ、どうしよう?もうすぐビルの前に彼がやってくるんでしょう?」
「香織も一緒に行こうよ」
「今日は無理だよ。心の準備が整ってない」
頭を抱えながら私の周りとウロウロする香織が動物園の檻の中にいる動物みたいに見える。
私も緊張するにはしてるけれど、香織とは違って場違いなところに招かれてしまった後悔の方が先に立っていた。
「ほら、もう17時40分だよ。そろそろ用意したら?」
香織が私の腕をぎゅっと掴んで目を潤ませながら急かす。
「まだ40分でしょう?もう、私の代わりに行って欲しいくらいだわ。私はなんだか憂鬱」
「そんなこと言わないでよ!あんなイケメンとお食事できるんだから、こんな機会一生に一度あるかないかのことよ」
まぁね。一生に一度あるかないか、と言われればそうかもしれないな。
18時に迎えに行くと言われていたし、そろそろ用意して早めに下で待っていよう。
「じゃ、少し早いけど、行ってくるね」
コートを羽織り、バッグを肩からかけると香織に手を振った。
香織はそんな私の腕をぐっと掴んで引き留め、顔を近づけてくる。
「柳本さんと三人で会う機会、絶対作ってきてね」
「はいはい、わかった」
そう答えると、私は香織の肩をポンポンと叩き口角を上げて頷いた。
夕方、出先から戻ってきた香織が私以上にそわそわしているのがおかしくて笑ってしまう。
「あぁ、どうしよう?もうすぐビルの前に彼がやってくるんでしょう?」
「香織も一緒に行こうよ」
「今日は無理だよ。心の準備が整ってない」
頭を抱えながら私の周りとウロウロする香織が動物園の檻の中にいる動物みたいに見える。
私も緊張するにはしてるけれど、香織とは違って場違いなところに招かれてしまった後悔の方が先に立っていた。
「ほら、もう17時40分だよ。そろそろ用意したら?」
香織が私の腕をぎゅっと掴んで目を潤ませながら急かす。
「まだ40分でしょう?もう、私の代わりに行って欲しいくらいだわ。私はなんだか憂鬱」
「そんなこと言わないでよ!あんなイケメンとお食事できるんだから、こんな機会一生に一度あるかないかのことよ」
まぁね。一生に一度あるかないか、と言われればそうかもしれないな。
18時に迎えに行くと言われていたし、そろそろ用意して早めに下で待っていよう。
「じゃ、少し早いけど、行ってくるね」
コートを羽織り、バッグを肩からかけると香織に手を振った。
香織はそんな私の腕をぐっと掴んで引き留め、顔を近づけてくる。
「柳本さんと三人で会う機会、絶対作ってきてね」
「はいはい、わかった」
そう答えると、私は香織の肩をポンポンと叩き口角を上げて頷いた。