そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
海沿いの道をまっすぐに走ると、『鮮魚いわくら』という看板が見えてきた。
店の前の駐車場にはもう14時だというのにまだたくさんの車が停まっている。
週末は遠方からのお客がたくさん来ていつも賑わっていると兄が言ってたっけ。
GMはゆっくりと駐車場に停めた。
「着いたぞ」
「ありがとうございます」
お礼を言って車を降りた。
「じゃ、俺はここで」
「え?」
サイドブレーキを外すGMに思わず「ちょっと待ってください!」と引き留める。
「せっかく送っていただいたのに、お茶の一杯でも飲んでいって下さい」
本当はもう少し一緒にいたいと思っていたから。
「いや、久しぶりに家族団欒のところお邪魔しては悪いからな。遠慮させてもらうよ」
「そんなことないです。このまま送ってもらうだけなんて申し訳ないです」
「それなら、また今度俺のわがままに付き合ってくれ」
GMはほんの少しだけ口角を上げ、目を細めた。
「じゃ、また」
彼はそう言うと、どうしていいかわからず立ち尽くす私の目の前のドアを閉めそのまま車のエンジンをかけた。
助手席側の窓が静かに開きGMの横顔が見える。
彼は「今日の君はとてもきれいだ」と正面を向いたまま告げると、アクセルを踏み私の前を横切って駐車場を抜けた。
ぼんやりと車が遠ざかっていくのを見つめながら、信じられないくらいに胸がドキドキしている。
そっと自分の着ているワンピースの裾を握り、スカートに視線を落とす。
このワンピースのおかげ?
ワンピースに着替えてからは一度もお嬢ちゃんって言われてないような気がする。
目を合わさずにそう言ったGMの横顔を思い出し胸がキュンとした。
こんな気持ちは初めてかもしれない。
無愛想で時々失礼で、心の奥底で何を考えてるのかわらかない人だけど。
だけど・・・・・・?
軽く息を吐き鼓動を落ち着くのを待って、店の方へ歩みを向けた。
そっと暖簾を片手で上げ、引き戸を開ける。
店の前の駐車場にはもう14時だというのにまだたくさんの車が停まっている。
週末は遠方からのお客がたくさん来ていつも賑わっていると兄が言ってたっけ。
GMはゆっくりと駐車場に停めた。
「着いたぞ」
「ありがとうございます」
お礼を言って車を降りた。
「じゃ、俺はここで」
「え?」
サイドブレーキを外すGMに思わず「ちょっと待ってください!」と引き留める。
「せっかく送っていただいたのに、お茶の一杯でも飲んでいって下さい」
本当はもう少し一緒にいたいと思っていたから。
「いや、久しぶりに家族団欒のところお邪魔しては悪いからな。遠慮させてもらうよ」
「そんなことないです。このまま送ってもらうだけなんて申し訳ないです」
「それなら、また今度俺のわがままに付き合ってくれ」
GMはほんの少しだけ口角を上げ、目を細めた。
「じゃ、また」
彼はそう言うと、どうしていいかわからず立ち尽くす私の目の前のドアを閉めそのまま車のエンジンをかけた。
助手席側の窓が静かに開きGMの横顔が見える。
彼は「今日の君はとてもきれいだ」と正面を向いたまま告げると、アクセルを踏み私の前を横切って駐車場を抜けた。
ぼんやりと車が遠ざかっていくのを見つめながら、信じられないくらいに胸がドキドキしている。
そっと自分の着ているワンピースの裾を握り、スカートに視線を落とす。
このワンピースのおかげ?
ワンピースに着替えてからは一度もお嬢ちゃんって言われてないような気がする。
目を合わさずにそう言ったGMの横顔を思い出し胸がキュンとした。
こんな気持ちは初めてかもしれない。
無愛想で時々失礼で、心の奥底で何を考えてるのかわらかない人だけど。
だけど・・・・・・?
軽く息を吐き鼓動を落ち着くのを待って、店の方へ歩みを向けた。
そっと暖簾を片手で上げ、引き戸を開ける。