そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
真知さんの話だと、このオフィスのGMは、東條大智(とうじょうだいち)33歳。世界に名を馳せる総合商社『東條物産』の御曹司で、今はなぜかアメリカで生まれたこの『ハピーオフィス』の国内GMを引き受け、国内立ち上げから僅か3年で全国展開までやってのけたかなりのやり手らしい。
「まぁ、近くで見たらこの私の足が震えちゃうくらいのオーラを放ってるんだから。オーラだけでなくてものすごいイケメン」
「イケメンですかぁ?」
イケメンと言われても、それぞれ好みがあるわけで。私と真知さんが一緒だとは限らない。
「身長は185センチはあるわね。顔も小さくて、仕事のできる知的なきりっとした切れ長の目ににらまれたら体中の力が抜けちゃうわ。とにかく目も鼻も口もスタイルも申し分ない。モデルなみの容姿だからよく海外向けのビジネス雑誌の表紙なんかにもなってたりね。とにかく口では説明しきれないの」
うっとりとした表情を浮かべながら真知さんは息継ぎも忘れたかのように語り出した。
「だけど、これがまだ独身らしいのよ。あれだけの凄腕イケメン、周りの女性はほっとかないだろうけど、これまた筋金入りの硬派らしくて。仕事の鬼だし、女性にも厳しいらしいわ。一体どんな女性が彼の心を虜にするんでしょうねぇ。そんな女性がいたらお目にかかりたいものだと思わない?」
そんなすごい人、とてもじゃないけど私にとっては範疇外。
ほんのり頬を染めながら語る真知さんの横顔を見ながらくすっと笑ってまたカフェオレを口につけた。その瞬間、真知さんが目をカッと見開き私の肩をぐっと掴んで顔を近づける。
「それが、今日GMが珍しくこのオフィスに来てるらしいのよ!」
彼女の勢いに思わずカフェオレをこぼしそうになり慌てて体勢を整えた。
「そ、そうなんですか」
「もう私朝からドキドキが止まらないわけ。必死にカフェでコーヒー何杯も飲んで気持ちを落ち着かせようとするんだけどダメだったわ。例の企画の打ち合わせをするのに15分ほどGMに時間をいただいてるんだけど、私一人じゃまともに話ができないだろうから友梨ちゃんも同席してくれない?」
「・・・・・・はぁ?!」
さすがにそれには素っ頓狂な声を響かせてしまった。
「まぁ、近くで見たらこの私の足が震えちゃうくらいのオーラを放ってるんだから。オーラだけでなくてものすごいイケメン」
「イケメンですかぁ?」
イケメンと言われても、それぞれ好みがあるわけで。私と真知さんが一緒だとは限らない。
「身長は185センチはあるわね。顔も小さくて、仕事のできる知的なきりっとした切れ長の目ににらまれたら体中の力が抜けちゃうわ。とにかく目も鼻も口もスタイルも申し分ない。モデルなみの容姿だからよく海外向けのビジネス雑誌の表紙なんかにもなってたりね。とにかく口では説明しきれないの」
うっとりとした表情を浮かべながら真知さんは息継ぎも忘れたかのように語り出した。
「だけど、これがまだ独身らしいのよ。あれだけの凄腕イケメン、周りの女性はほっとかないだろうけど、これまた筋金入りの硬派らしくて。仕事の鬼だし、女性にも厳しいらしいわ。一体どんな女性が彼の心を虜にするんでしょうねぇ。そんな女性がいたらお目にかかりたいものだと思わない?」
そんなすごい人、とてもじゃないけど私にとっては範疇外。
ほんのり頬を染めながら語る真知さんの横顔を見ながらくすっと笑ってまたカフェオレを口につけた。その瞬間、真知さんが目をカッと見開き私の肩をぐっと掴んで顔を近づける。
「それが、今日GMが珍しくこのオフィスに来てるらしいのよ!」
彼女の勢いに思わずカフェオレをこぼしそうになり慌てて体勢を整えた。
「そ、そうなんですか」
「もう私朝からドキドキが止まらないわけ。必死にカフェでコーヒー何杯も飲んで気持ちを落ち着かせようとするんだけどダメだったわ。例の企画の打ち合わせをするのに15分ほどGMに時間をいただいてるんだけど、私一人じゃまともに話ができないだろうから友梨ちゃんも同席してくれない?」
「・・・・・・はぁ?!」
さすがにそれには素っ頓狂な声を響かせてしまった。