嬉し涙を流す場所は。

松下「おはよう、篠宮。」

稀「おはよう。松下くん。」

教師になるつもりはないと言っていた
松下くんだったけど今は私と
同じ高校の教師になっていた。

もちろん彼は正規採用だけれど。
クラスの担任も持ち、私よりも
遥かに教師として奮闘している。

臨時採用の私は現代文の教科担任。
色んな学年の授業を受け持っている。

松下「篠宮、ちょっといいか?」

稀「うん。」

松下「うちのクラスの笹野の事なんだけど
あいつ現代文が苦手でな
個別に教えてやって欲しいんだ。」
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