嬉し涙を流す場所は。

蒼太「冴島先生。この子...」

雄大「すぐにオペ室へ運んで!」

看護士「はい!」

雄大「柳瀬。お前も一緒に入れ。」

蒼太「はい。」

手術した後にまた別の手術。
そんな事は珍しくとも何ともない。

だけど...さっきの手術との落差に
吐き気を感じた。

それは俺だけじゃない。
柳瀬だって、そう思う。
いや、柳瀬だからこそ、そう思う。

手術を終え、美優ちゃんが
病室に運ばれていく姿を見ながら
柳瀬は言った。
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