嬉し涙を流す場所は。
訳も分からず、治療に耐える
大輔くんは俺にも両親にも
こんな風な笑顔を見せた事がなかった。
大輔「やっと俺を大人扱いしてくれたね。
先生は、いつも俺に大切な事を
教えてはくれなかったから。
後になって母親に聞いて本当は
いつも、落ち込んでたんだ。
何で先生はちゃんと俺に直接
話してくれなかったのかなって。」
俺が様々な事を経験したのと同じだけ
彼の時も流れるという事に
ようやく気付いた。
雄大「ごめん。俺が君と出会った時
君はまだ小学生だった。
でも、あっという間に君は成長してた。
時の流れの早さに気付けなかった
俺が悪かった。今まで君に
本当の事を話せなくてごめん。」