嬉し涙を流す場所は。
~雅喜side~
8年も経っているというのに
雄にいはちっとも変わってなかった。
物腰柔らかな話し方も
優しい笑顔も昔のままだった。
雄にいは青空を見上げながら
大きくノビをする。
雄大「やっぱり気持ちいいな。
久しぶりに来たけど
東京とは全然空気が違う。」
雅喜「変わんねぇだろ。別に。」
雄大「お前も東京に住めば分かるよ。
今は横浜に住んでるのか?」
雅喜「ううん、家にいる。
一人暮らしなんて面倒だから。」