夏の記憶
このクラスの体育担当の先生が風邪で休みで、何故か男女混合のドッチボールになった
ふわふわと頭の上でおだんごで縛ってる詩音は楽しそうにコートの中で飛んでくるボールから逃げている
べちっ
腕にあたり、外野に
「さきちゃん!頑張れー!」
「詩音!そこであたしの勇姿を見てなっ!」
「詩音当たっちゃったの?」
「うん、負けちゃった」
「おだんごじゃん珍しい」
弘太は詩音のおだんごをぽふぽふと触って遊んでいる
「さきちゃんが縛ってくれたの」
「へー!似合ってる」
よしよしと頭を撫でられ嬉しそうに笑ってる詩音
『なーやっぱり月白って可愛いよな』
『アイツって彼氏いんの?』
『いねーって噂だぞ』
『立候補してーわー』
『無理無理、軽々しく月白にそんなことしてみろ。2組の金木にやられるぞ』
『え?金木って、金木祐希だろ?彼氏なのか?』
『幼馴染だよ、でも月白の事は妹みたいに思ってるからな、』
なんて会話は弘太や詩音には聞こえないとこで男子生徒達が話していた
「」