最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
「着替え、籠の中に置いておく。服は洗濯しておくから」
え?
下着も服と一緒に置いてあるのに〜!
狼狽えずにはいられない。
慌てて断ろうとするが、今はシャワー中。
蓮見さんがバスルームにいるのに裸でなんか出ていけない。
シャワーを止め、「蓮見さん、そんなのいいです!」と叫んだが、返事はなかった。
彼の気配がないのを確認して、ドアをそっと開けると、籠にグレーの部屋着とタオルが置かれていた。
下着は?
籠を調べると、私の下着はタオルの下にあった。
……遅かったか。
絶対に見られた。嘘でしょう〜!?
あまりに恥ずかしすぎて顔がカーッと火がついたように熱くなる。
片付けを手伝うっていったけど、このまま顔も合わせず帰りたい。
バスタオルで身体を拭くと、下着をつけ、ためらいながらも彼の部屋着を身に着けた。
「うわ~、この服凄く大きい」
子供が大人の服着てるみたい。
< 31 / 243 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop