最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
蓮見さん、百八十五センチくらいありそうだもんね。
裾を何回か折り曲げると、ドライヤーで髪を乾かす。
考えてみたら、私……凄いことしてない?
初めて会った上司の……しかもイケメン御曹司の家にお泊りして、朝食も頂いて、シャワーまで借りちゃって……。
兄の部屋にさえ入ったことのない私が、男の人の家にいる。
「東雲さん、そんなに乾かしてたら髪が傷むぞ」
蓮見さんの声に「うわっ!」と思わず声を上げると、彼はフッと笑った。
「ボーッとしすぎだ。あまりに遅いから、浴室で転んで頭でも打ったのかと思った」
「私……そこまでドジじゃありませんよ」
ムキになって否定すると、彼は面白そうに目を光らせた。
「その自信はどこからくるんだろうな」
「うっ、蓮見さん、ひどいです」
ガーンとショックを受けながら、上目遣いに彼を見た。
裾を何回か折り曲げると、ドライヤーで髪を乾かす。
考えてみたら、私……凄いことしてない?
初めて会った上司の……しかもイケメン御曹司の家にお泊りして、朝食も頂いて、シャワーまで借りちゃって……。
兄の部屋にさえ入ったことのない私が、男の人の家にいる。
「東雲さん、そんなに乾かしてたら髪が傷むぞ」
蓮見さんの声に「うわっ!」と思わず声を上げると、彼はフッと笑った。
「ボーッとしすぎだ。あまりに遅いから、浴室で転んで頭でも打ったのかと思った」
「私……そこまでドジじゃありませんよ」
ムキになって否定すると、彼は面白そうに目を光らせた。
「その自信はどこからくるんだろうな」
「うっ、蓮見さん、ひどいです」
ガーンとショックを受けながら、上目遣いに彼を見た。