隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー

いきなり言いづらそうに気まづそうに視線を下げる梨架に首をかしげる。

「えっと、ごはん食べる時に話すね」

「…わかった」

おかしな梨架の態度を不思議に思いながら、
玉ねぎを最後まで刻み終えた。









「あのね、昨日の事なんだけど」

朝食兼昼食を作りテーブルに並べ終え、食べ始めたから少しして梨架がそう口を開いた。

昨日の事。
湊人の話だと直ぐにわかった。

「どうしたの?」

そうたずねると、梨架が突然ガバッと頭を下げた。

「ごめんお姉ちゃん、昨日湊人にお姉ちゃんの新しい連絡先教えてくれって言われて、断れずに教えちゃった…!」

「ええっ」

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