隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー

思いがけない梨架の告白に驚いて目を丸くした。

私の携帯番号もメールアドレスもストーカー被害の事もあって湊人と付き合っていた頃とはかわってしまっているから、私達はお互いに連絡先を知らない。

だから梨架を通して私に連絡を取ろうと家まで来てくれたのだ。

確かに断づらい状況だろう。



「謝ることじゃないよ。それに、私も湊人にお礼の連絡とらなきゃいけないから、梨架に湊人の連絡先聞こうと思ってたから」


そう返すと、梨架は申し訳なさそうに頷いた。

「じゃあ、食べ終わったら教えるね」



そう言われて食事後に教えて貰った湊人の連絡先は、メールアドレスも電話番号も昔と変わっていなかった。

思い出して書き出したりなどはできないが、
変わっていないとわかる位には目が覚えていた。