隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー
今までずっとそうだと思い込んで抱えてきた事が全て誤解だとわかって、
嬉しいなんて感情がわく余裕は無くて、ただただ驚くばかりで展開についていけない。
だって、だって全部私が誤解して、思い込んで、
でもそれって──…
「……っ」
ずっと私は湊人を傷つけていたんだ。
そんな事実に今更気がついて、頭からサァッと血の気が引いていく。
湊人はずっと、いきなり湊人から逃げ出した私に話をしてくれようとしていたのに。
それなのに、私はいつもいつも湊人から逃げて嫌味や皮肉を投げつけて。