隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー
俺ってこんな情けなかったっけ?
西野の事が気になり始めてからそんな事を思ってばっかりだった。
諦めよう。別に西野の事は気になって憧れていただけであって、別に惚れてるとかそんなんじゃない…筈。
今まで通り、明るくて楽しくて、俺と話の合うような人を好きになりたい。
「うん、いいよ行く」
「っしゃあ。じゃあ詳しい事決まったら連絡するな」
そんな話を同僚とした日の帰りだった。
いつか西野の素顔を見てみたい。そう思ってはいたが、まさかこんな形で西野の顔を見ることになるとは思っていなかった。