独占欲強めな同期の極甘な求愛
「今日の飯なに?」
「え?」
惜しげなく披露される素肌をがん見していると、不意にそう問われハッとする。
「えーと、小松菜のお浸しと、メンチカツ」
キョロキョロと視線を彷徨わせながら答えると、濡れた前髪の隙間から見える切れ長の目が優しく円を描いた。
「やった。俺美麗の作ったメンチカツ好き」
ズキューーーンと胸が急速に高鳴る。
“好き!”
私のことじゃないってわかってるけど、胸の高まりが抑えられない!
「先シャワー借りていい?」
「あ、うん、いいよ。揚げたて食べられるようにしておくね」
張り切る気持ちを堪える私の横を、臣は半裸でサンキューと通り過ぎて行った。