意地悪な暴走族の彼
……なんでこんなことになったかと言うと

高校に入ったときから
なぜか知らないけど
私が美少女と言われているらしい

らしいは噂だからホントのことは知らない


まー女子たちは良い気はしないわけで
こうやってさっきみたいに八つ当たりみたいなことをしょっちゅうされる


「そうだ、優羽ちゃんこれ食べてみて」

「ん?」

「これ新作なんだけどフルーツタルト!
イチゴとメロンとみかんを使ってるんだけど
美味しいかどうか食べてみて」

「分かった」

あっいい忘れてた
叔父さんはカフェを経営していて
たまにこうやって新作のフルーツの試食を頼まれる
それとここは2階と3階が泊まれるようになってて
私は毎日ここに泊まってる



「んー!美味しいよ
酸味と甘みのバランスがいい感じ」


「おっ良かった!ならお店でも出せるな」

「いつも私の意見聞いてからだよね」


「そりゃー優羽ちゃんの舌は確かだからね!」


「そりゃーども」

そんな自信有りげに言われても困るけど

「眠いから寝るよ」


「了解」

そう言っておじさんの声を聞きながら
3階にある自分の部屋に向かった

は〜今日も疲れた
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