ぶるーすかい
第2章
次の日の昼休み
私は昨日の事を疑いながらも
ブランコがある校庭へ向かった。
彼よりも少し先に着いた私は
4つあるブランコの中から
右から2番目のブランコに座って待っていた。
そして少し時間が経ち
前の方から足音が聞こえてきたと思ったら
"ギィッ" 右から音が聞こえた。
なんだろうと思って見てみるとそこには...
「あ、達也くん..」
「ごめん。遅くなって」
本当に来てくれたんだ...
何故かは分からないがほっとしていた
「大丈夫だよ。そんなに待ってないから」
「ありがとう。じゃあこぎ方教えるな。」
「まずは真ん中より少し
後ろに立って勢いをつける。
そしたら前に行った時に足を伸ばして
後ろに来たら足を曲げて
前に行くと同時に前に足を出すようにする。」
「こうしたら出来ると思うよ。
あとは練習してこう」
「うん...頑張ってみる」
達也くんに言われた通りにこいでみると
最初の頃よりも
少し高くこげるようになったかも..?
ちょっとづつではあるけど
こんな私でもこげるようになった
それだけは確かだと
自分でも思えるくらいに成長した。
「これくらい出来ればこれから
ちょっと練習すればもっと高く
こげるようになるよ。
これからはあと俺が後ろから押すから。」
「うん!ありがとう」
「いくぞ?」
その声と同時に背中に手が当たり
グッと前に押される感じがした。
高くブランコがあがり目をあけ空を見た。
雲ひとつない青空。
私はその瞬間。このたった一瞬で
────────君に恋をしました"
次の日の昼休み
私は昨日の事を疑いながらも
ブランコがある校庭へ向かった。
彼よりも少し先に着いた私は
4つあるブランコの中から
右から2番目のブランコに座って待っていた。
そして少し時間が経ち
前の方から足音が聞こえてきたと思ったら
"ギィッ" 右から音が聞こえた。
なんだろうと思って見てみるとそこには...
「あ、達也くん..」
「ごめん。遅くなって」
本当に来てくれたんだ...
何故かは分からないがほっとしていた
「大丈夫だよ。そんなに待ってないから」
「ありがとう。じゃあこぎ方教えるな。」
「まずは真ん中より少し
後ろに立って勢いをつける。
そしたら前に行った時に足を伸ばして
後ろに来たら足を曲げて
前に行くと同時に前に足を出すようにする。」
「こうしたら出来ると思うよ。
あとは練習してこう」
「うん...頑張ってみる」
達也くんに言われた通りにこいでみると
最初の頃よりも
少し高くこげるようになったかも..?
ちょっとづつではあるけど
こんな私でもこげるようになった
それだけは確かだと
自分でも思えるくらいに成長した。
「これくらい出来ればこれから
ちょっと練習すればもっと高く
こげるようになるよ。
これからはあと俺が後ろから押すから。」
「うん!ありがとう」
「いくぞ?」
その声と同時に背中に手が当たり
グッと前に押される感じがした。
高くブランコがあがり目をあけ空を見た。
雲ひとつない青空。
私はその瞬間。このたった一瞬で
────────君に恋をしました"