イメージ通りじゃない彼と、ときめくリアル恋愛
だからこそ今日から揚げ物を解禁!と勇んできたのにまだなんて。


「ねぇ…」


私の揚げ物解禁日はいつになるの?と窺い見ると、彼はまた質問を重ねてきた。


「…俺、前から疑問だったんだけど、望月さんはどうして教師になろうと考えたんだ?」

「え?」

「それこそ、イメージ通りじゃなかったから」


イメージを覆された感じ…と話す彼に口籠る。

私が教師になろうと決めた理由。
それを話すのが妙に照れくさくて、話すのを躊躇った。


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