イメージ通りじゃない彼と、ときめくリアル恋愛
それなのに、その言葉に惑わされて付き合う私もどうかしてる。
彼が本当にドンと付き合ってるのなら、もう彼と会っちゃダメだし、あんなキスなんてされたら、ドンに余計に申し訳ない……。
「葵?」
「えっ」
「どうかした?顔色悪いよ」
「えっ、そう?」
「何処かで休む?ちょっと座った方がいいかも」
「平気平気。それよりも私、千歌にスカートを一緒に選んで貰いたいんだ」
そう言い出しのはいい。でも、よく考えてみれば、彼の言う通りにする必要もないのかも。
「スカート?珍しいね」
千歌は、私がこのところ買うのがパンツばかりだったことを知ってる。
だから、何かあった?と訊いてきて、「ひょっとしていい人でも出来た?」と言うからビクッとした。
「違う違う!そんなんじゃないよ!」
両手を振りながら慌てて否定したもんだからまた疑われる。でも…
「そんなこと絶対にないから!」
強目に否定をすると、訝しく見遣りつつも「まあいいけど」と諦めてくる。
私はそれにホッとして千歌とショッピングを楽しみ、実家に帰ると卒アルを開き、あの中学時代を更に思い出していったんだ……。
彼が本当にドンと付き合ってるのなら、もう彼と会っちゃダメだし、あんなキスなんてされたら、ドンに余計に申し訳ない……。
「葵?」
「えっ」
「どうかした?顔色悪いよ」
「えっ、そう?」
「何処かで休む?ちょっと座った方がいいかも」
「平気平気。それよりも私、千歌にスカートを一緒に選んで貰いたいんだ」
そう言い出しのはいい。でも、よく考えてみれば、彼の言う通りにする必要もないのかも。
「スカート?珍しいね」
千歌は、私がこのところ買うのがパンツばかりだったことを知ってる。
だから、何かあった?と訊いてきて、「ひょっとしていい人でも出来た?」と言うからビクッとした。
「違う違う!そんなんじゃないよ!」
両手を振りながら慌てて否定したもんだからまた疑われる。でも…
「そんなこと絶対にないから!」
強目に否定をすると、訝しく見遣りつつも「まあいいけど」と諦めてくる。
私はそれにホッとして千歌とショッピングを楽しみ、実家に帰ると卒アルを開き、あの中学時代を更に思い出していったんだ……。