イメージ通りじゃない彼と、ときめくリアル恋愛
(これなら受付の人が誘いたくなるのも分かる。絶対一緒にいれば目立つし、間違いなく鼻が高いもん)
そう言えば、私、今気付いた。今泉君って、案外と身長が高いんだ。
中学の頃は身長順に並ぶと真ん中辺だった筈なのに、今はパッと見ても百八十センチ近くは確実にありそうな感じがする。
(なんか服装と言い体格と言い、全部が大人になったと言うか、まるで違う人みたい……)
やっぱりまた唖然…というか、大分ボォーッとしていたらしい。
今泉君は首を傾げると「望月さん?」と声をかけてきて、ひらひらと目の前で掌を振った。
「あっ、…はい」
まずい、見惚れてた。
へへへ…と笑いながら、つい「カッコいいね」と口をついて出てしまう。
それを聞いた彼はさっと一瞬顔を染め、「そんなことないよ」と言い返してくる。
その様子がまたキュートで。
思わず自分の生徒を見てる様な気持ちになり、きゅーんと胸がときめいてしまった。
(…待て。相手は子供じゃない大人だ)
つい職業病で…と頭の中で弁解し、彼に促されるまま、二人で通りを歩きだした。
そう言えば、私、今気付いた。今泉君って、案外と身長が高いんだ。
中学の頃は身長順に並ぶと真ん中辺だった筈なのに、今はパッと見ても百八十センチ近くは確実にありそうな感じがする。
(なんか服装と言い体格と言い、全部が大人になったと言うか、まるで違う人みたい……)
やっぱりまた唖然…というか、大分ボォーッとしていたらしい。
今泉君は首を傾げると「望月さん?」と声をかけてきて、ひらひらと目の前で掌を振った。
「あっ、…はい」
まずい、見惚れてた。
へへへ…と笑いながら、つい「カッコいいね」と口をついて出てしまう。
それを聞いた彼はさっと一瞬顔を染め、「そんなことないよ」と言い返してくる。
その様子がまたキュートで。
思わず自分の生徒を見てる様な気持ちになり、きゅーんと胸がときめいてしまった。
(…待て。相手は子供じゃない大人だ)
つい職業病で…と頭の中で弁解し、彼に促されるまま、二人で通りを歩きだした。