イメージ通りじゃない彼と、ときめくリアル恋愛
唇が塞がれ、いきなり酸欠に舞い戻り。
もがくように彼の肩口を握れば、一瞬唇が離れた隙間から酸素が入ってきて、でもまた直ぐに塞がれる。
「んぅ……っ」
苦しいと言うか、こんな食われそうなキスは何度目?
もう何でもいいからお願いだから離して…と思いつつも、彼の唇は離れるどころか、どんどん深みを増してくる……。
舌が絡め取られて息継ぎが難しい。
上顎を彼の舌がこそこそと撫でるように移動して、くすぐったくて力が抜ける。
ぼうっと意識が薄れて飛んでく。
脱力しても彼のキスは止まらず、口角の外へと唾液が流れ出てくるのを感じて、うっすらと意識を取り戻した。
(ちょっとちょっとぉ~!)
食べるのはもっと後にして~!と訴える様な気持ちでどんどんと胸板を叩くと、ようやく満足したようなオオカミの唇は離れ、やっと新鮮な酸素が入ってきた。
(今度こそ、絶対に死ぬかと思った…)
ゼェゼェ…と呼吸を乱して拳を胸に押し当てる。
彼はそんな私を下から窺うように見つめていて、その視線に気づくと胸が鳴った。
もがくように彼の肩口を握れば、一瞬唇が離れた隙間から酸素が入ってきて、でもまた直ぐに塞がれる。
「んぅ……っ」
苦しいと言うか、こんな食われそうなキスは何度目?
もう何でもいいからお願いだから離して…と思いつつも、彼の唇は離れるどころか、どんどん深みを増してくる……。
舌が絡め取られて息継ぎが難しい。
上顎を彼の舌がこそこそと撫でるように移動して、くすぐったくて力が抜ける。
ぼうっと意識が薄れて飛んでく。
脱力しても彼のキスは止まらず、口角の外へと唾液が流れ出てくるのを感じて、うっすらと意識を取り戻した。
(ちょっとちょっとぉ~!)
食べるのはもっと後にして~!と訴える様な気持ちでどんどんと胸板を叩くと、ようやく満足したようなオオカミの唇は離れ、やっと新鮮な酸素が入ってきた。
(今度こそ、絶対に死ぬかと思った…)
ゼェゼェ…と呼吸を乱して拳を胸に押し当てる。
彼はそんな私を下から窺うように見つめていて、その視線に気づくと胸が鳴った。