イメージ通りじゃない彼と、ときめくリアル恋愛
その助手席のシートに座るまで手は離されず、座ると同時に「シートベルトを締めて」と言われて手渡してくるから困惑した。


「あ、あのね」


私は明日も仕事が…と彼を振り返ってみるが聞く耳も持ってくれないらしい。
パン!とドアを閉めると彼は運転席へと回り込み、自分もさっさとベルトを締め、エンジンを吹かせるとハンドルを切って出発した__。



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