イメージ通りじゃない彼と、ときめくリアル恋愛
(あっ……)
それを見て、私は急に思い出したことがあった。
(そうだ)
それは中学時代のことだ___。
(確か、今泉君は剣道部だった!)
素振りをしながら竹刀のようにバットを縦に振る姿を見て思い出してた。
しかも、彼は団体戦では副将をやるほどの実力者で、文武両道だねと言い、友達が感心してたのを覚えてる。
(それがバッティングセンター?この人、野球も出来るの?)
ポカンとしたまま見てると、ピッチングマシーンの前に立つ彼は、まるで野球部員かと思うくらいに構えも良く、飛んできた白球も見事に芯で捉え、ネットフェンスまで運んだ。
「わっ…」
思わず声を発して白球を追う。
ドヤ顔をしながら振り返る今泉君は、その後も快音と共に白球を飛ばし、二十球終えた時には、すごく鼻高々な表情で部屋から出てきた。
「65キロは遅過ぎだな。もう少し速くないとバットの振りが早くなり過ぎてゴロになる」
コーチか、と言いたくなる様な口調で自分のバッティングを分析する今泉君。
それを見て、私は急に思い出したことがあった。
(そうだ)
それは中学時代のことだ___。
(確か、今泉君は剣道部だった!)
素振りをしながら竹刀のようにバットを縦に振る姿を見て思い出してた。
しかも、彼は団体戦では副将をやるほどの実力者で、文武両道だねと言い、友達が感心してたのを覚えてる。
(それがバッティングセンター?この人、野球も出来るの?)
ポカンとしたまま見てると、ピッチングマシーンの前に立つ彼は、まるで野球部員かと思うくらいに構えも良く、飛んできた白球も見事に芯で捉え、ネットフェンスまで運んだ。
「わっ…」
思わず声を発して白球を追う。
ドヤ顔をしながら振り返る今泉君は、その後も快音と共に白球を飛ばし、二十球終えた時には、すごく鼻高々な表情で部屋から出てきた。
「65キロは遅過ぎだな。もう少し速くないとバットの振りが早くなり過ぎてゴロになる」
コーチか、と言いたくなる様な口調で自分のバッティングを分析する今泉君。