六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】
「そ、そっか。じゃあ、その、し、下着類だけは別々に洗って、自分で干したり仕舞ったりすることにしようかっ」
「そ、そうだな。それがいいと思う」
ヘンな空気になっちまった! 晃くんが空笑いしてるし!
「た、巽にはどこまで話したの?」
「母さんと小雪さんが一緒に起業したこととか、さゆん家に行ったり俺ん家に来たりがよくあることとか」
「んー、そのくらいなら問題ないか。巽だし」
「巽だから言いふらしたりしないだろ?」
「だね。んで、話戻るけど、晃くんと一緒に住んでる限り、私は凛ちゃんも琴ちゃんも連れて来ないから、晃くんからバラしたりしないでね?」
「さゆがそれでいいんならいいけど……さゆの友達の話だし」
「それがいいの。よろしく」
「りょーかい。あ、食材の買い出しはどうする? 荷物持ちするって言いたいけど、一緒に出掛けるのダメなんだっけ?」