六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】


「ああ……」


「中には事件にまでなってしまうこともある。俺、そんな子供たちをサポート、って言うのかな……そういうことをしたいって思ったんだ」


「うん。いんじゃないか?」


「ってなったら、医学の面からもいけるし、法律方面からも出来る。だから、今はとにかく勉強して、色んな道を選べる大学に行こうと思ってる。その前に詳細にやりたいことが見つかったら、勿論そこ目指していけばいいわけだし」


そう言う青山は、からっとした爽やかな笑顔を見せた。


「うん。すげーいいと思う。たぶんそういうの、青山や咲雪じゃないとわからない辛さとかあると思うし……」


あたしや兄ちゃんでは、想像もつかないところだ……。


「相馬さん」

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