六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】
あの日、咲雪ちゃんが琴に差し出してくれた手。
ずっと忘れられないんだ。
だからいつか、咲雪ちゃんに辛いことがあったときは、今度は琴が手を差し出して、支えてあげたいって思っている。
『ねえ凛ちゃん、三科さんって一人が好きなのかな?』
『三科? あー、そういやつるんでるヤツいねーな』
『……お節介だと思う?』
『んー……咲雪が煙たがられるの覚悟出来るんなら、話しかけてみた方がいいと思う』
『……話しかけて、みようかな……』
END.