あの日の約束
玲於「…ズッ…
この事は真麻知ってるのか?」

斗真「あぁ。俺に背中を押してくれたのは真麻だ…」



玲於「そっか…


やっぱり真麻は真麻だな」



斗真「どうゆう事だ?」


玲於「まぁ少し昔話になるんだが…


俺もな昔サッカーやめようと思った事があるんだ」

玲於がそんな事を言うなんて俺は想像つかなかった


あの玲於がサッカーを辞めようと思ってただなんて…


そんな呆然としてる俺に気づかず玲於は話を進めた



玲於「俺も先輩から虐められててさ…

自分ではあまり気にしてなかったつもりだったんだけど心はやっぱり正直でさ、気付いたらストレスが原因でスランプに陥ってたんだ


上手くプレー出来ない日々が続いてさ。

それで仲間に八つ当たりなんかして、ふのれんさに陥ってたんだ


それが辛くて、悔しくて部活になんて行きたくなかった。

サッカーボールを見たくないってあの時人生で初めて思ったんだよな。


そんな状態の時真麻が俺の家を訪ねて来たんだよ。


あいつな俺の顔を見た途端


『サッカーしよ!』


って言ったんだ
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